ボールリテーナ入りボールねじSBN形に軸径16〜32mm登場
ボールリテーナ入り高速ボールねじSBN形はボール同士の衝突や相互摩擦をなくし、また潤滑剤の保持性を向上 させる為、ボール間にボールリテーナを装着しました。これにより低騒音化や優れたトルク特性及び長期メンテナンスフリーを実現します。 リターンピ−スにより接線方向へボールをすくい上げる理想的な循環構造とし、循環部の強度を向上させた結果、許容DN値※13万を実現しました。(※DN値=ボール中心径×毎分回転数) 予圧方式はナット中央部でリードをシフトさせるオフセットプリロード方式を採用しています。これにより、ダブルナットタイプに比べてナットの全長寸法が短く、コンパクトになっています。 また、オプションとして長期メンテナンスフリー化に向けて開発されたボールねじ用潤滑装置QZや悪環境下でも ナット内部に異物の侵入を防止する、ワイパーリングも標準化されています。
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基本情報
●優れた高速性 小形SBNはリターンピースにより、ボールは接線方向にすくい上げられる為、無理のないボールの軌道となり、理想的な循環方式となっております。DN値13万の高速使用を実現します。 ●優れた滑動性 ボールリテーナによりボールの相互摩擦がなくトルク変動が低減されるため、滑らかで安定した動作が得られます。 ●長期メンテナンスフリー グリースポケットの形成によりグリースの保持力が向上したため長期メンテナンスフリーを実現します。 ●低騒音・好音質 ボールリテーナによりボール同士の衝突音がなくなりました。また、ボールが接線方向にすくい上げられる循環構造とリターンピースの樹脂化により、循環による衝突音も解消され、低騒音化を実現しました。
価格情報
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納期
用途/実績例
工作機械駆動部、FPD搬送部、各種搬送機器
企業情報
THKは、1972年に世界に先駆けて機械の直線運動部の「ころがり化」を 実現し、「直動システム」を開発しました。この「直動システム」の 開発は、機械の高精度化、高速化、省力化、さらには効率の向上を 生み出し、省エネを考慮した装置設計を可能にしました。 THKの技術のすべては、あらゆるメカニズムの“動き”に さらなる軽やかさと精確さを与えるために注がれ、 さまざまな革新を世界中にもたらしています。 【THKの主要製品領域】 1.機械要素部品分野: ・LMガイド、ボールスプライン、ボールねじ、電動アクチュエータ等の 開発・製造・販売 2.メカトロ関連製品分野: ・精密XYステージ、リニアモータアクチュエータ等 3.自動車部品分野: ・リンクボール、ロットエンド等 4.ロボット分野: ・ピック&プレースロボット「PPR」、搬送ロボット「SIGNAS」、 サービスロボット「SEED- Solutions 」(ディスプレイロボット、 検温ロボット含む)等 5.免震分野: ・免震テーブルTSD、免震モジュールTGS