回転運動と直線運動を組合わせた装置に最適
ボールねじ・スプラインは1本の軸にボールねじ溝とボールスプライン溝をクロスして設け、それぞれのボールねじナットの外周には専用のサポートベアリングをダイレクトに組込んだストローク、回転ユニットです。 ボールねじナット、スプライン外筒を回転あるいは停止させることにより1軸で回転運動、直線運動およびスパイラル運動を得ることができます。 用途として、スカラ形ロボットのZ軸・組立ロボット・オートローダ・マシニングセンタのATC装置など、回転運動と直線運動を組合わせた装置に最適です。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
● 軸方向すきまゼロ ボールスプラインは回転方向にバックラッシのないアンギュラコンタクト構造になっているため、高精度の位置決めができます。 ● 軽量・コンパクト ボールねじナットとサポートベアリングが一体構造のため、高精度でコンパクトな設計ができます。また、ボールねじナットが軽量で慣性力が小さいため高い応答性が得られます。 ● 静音でスムーズな動き ボールねじはエンドキャップ方式のため、静音でスムーズな動作が得られます。 ● 高剛性のサポートベアリング ボールねじ側サポートベアリングはアキシアル方向に60°の接触角、ボールスプライン側サポートベアリングはモーメント方向に30°の接触角をもたせているので、剛性のある軸支持が得られます。また、標準で専用ゴムシールが付いているため異物の侵入を防ぎます。 ● 簡単な組付け ボールスプライン外筒は、軸から外筒を抜いてもボールが脱落しない構造のため組付けが容易に行えます。取付けはハウジングにボルトで固定するだけで簡単に取付けられます。(ハウジング内径公差はH7を推奨します。)
価格情報
-
納期
用途/実績例
詳細はお問い合わせ下さい。
企業情報
THKは、1972年に世界に先駆けて機械の直線運動部の「ころがり化」を 実現し、「直動システム」を開発しました。この「直動システム」の 開発は、機械の高精度化、高速化、省力化、さらには効率の向上を 生み出し、省エネを考慮した装置設計を可能にしました。 THKの技術のすべては、あらゆるメカニズムの“動き”に さらなる軽やかさと精確さを与えるために注がれ、 さまざまな革新を世界中にもたらしています。 【THKの主要製品領域】 1.機械要素部品分野: ・LMガイド、ボールスプライン、ボールねじ、電動アクチュエータ等の 開発・製造・販売 2.メカトロ関連製品分野: ・精密XYステージ、リニアモータアクチュエータ等 3.自動車部品分野: ・リンクボール、ロットエンド等 4.ロボット分野: ・ピック&プレースロボット「PPR」、搬送ロボット「SIGNAS」、 サービスロボット「SEED- Solutions 」(ディスプレイロボット、 検温ロボット含む)等 5.免震分野: ・免震テーブルTSD、免震モジュールTGS