層間剥離強度試験装置
●一部分に粘着テープを貼るだけで層間剥離ができ、剥離強度が測定できます。 ●粘着テープの裏打ち作業により、従来困難であった多層分割が行えます 。 ●一般の紙だけではなく、ラミネート紙など様々な材料の層間剥離強度の測定が可能です。 ●コンピュータにより測定したデータは必要な部分の解析ができ、データの管理が行えます。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
製造技術の進歩に伴い、印刷及び加工工程の高速化が進むにつれ、紙や板紙も高品質高信頼性が要求されている中、様々な強度特性の研究が行われてきました。その中でもZ軸方向の剥離強度特性は最も重要な研究テーマの1つです。 従来の層間剥離強度を測定する装置には、スコットインターナルボンドテスターや引っ張り試験機などにより測定が行われてきました。しかし、それらの装置では、亀裂開始時点や層間破壊部分が一定にならないことなどに問題がありました。この装置は等速で回転している2つのローラー間に予め一部分粘着テープを貼った試料を通過させ紙層を分割させます。その際に発生する剥離抵抗をトルクセンサーにより連続的に測定し分析を行うことにより、従来不可能であった再現性を物理的な解明により容易に測定できるようになりました。
価格情報
-
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
この装置は駆動モーターからトルクセンサーを中継した回転ロールとコイルばねにより加圧させた加圧ロールにより構成されています。予め一部分に粘着テープを貼った試料をロールに固定し、回転ロールを一定回転速度で回転させ紙層剥離を起こさせます。この時、紙層剥離に必要とされる損失エネルギーは回転トルクの変化により測定することができます。従って、回転ロール軸に発生するトルクを連続的に測定し、その時間的平均値から内部強度を求めます。
企業情報
乳化・分散技術が使われている商品は、食品や医薬品・化粧品など口に入れるものや肌につけるものなど直接的に人体にかかわる商品や、産業分野においては今後も需要が増加していく二次電池や太陽電池などの製品等、どれも身近にあるもので「なくてはならないもの」ばかりです。 私たちはこの「なくてはならないもの」を開発・製造する機器をお客様に提供していることを誇りに思い、重要な役割を担っていると考えています。 「なくてはならないもの」を開発・製造・生産するためには、それを安定的に供給する設備だけでなく、必ずノウハウが必要となります。 弊社では過去の実績や経験を生かして、製品の供給に留まらず ・ノウハウの提供 ・技術的サポート ・研究から製造までのスケールアップリスクを回避したご提案 ・安心して研究・製造していただけるメンテナンス体制 など、お悩みに応え一緒に解決し、要望に応え、機器を利用しているお客様や製造された商品を利用しているエンドユーザー様までを考えて、バックアップしたいと考えています。 SPXフローテクノロジージャパン株式会社 日本総代理店