見ているだけで笑顔になる「お多福さん」
京都の屋根には鬼瓦や鍾馗さんなどのにらみ合いだけではなく 微笑んだお多福さんも魔除けとして大切にされているんですよ!
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基本情報
お多福(おたふく)さんとは、ほっぺたが丸い鼻の低い女性の顔や仮面のことを言い、お多福と書くことから福が多いということで縁起がよいとされています。 本来は、太った福々しい体型の女性は災厄の魔よけになると信じられ、その時代の「美人」の代表を意味したようですが、残念なことに時代により美人の定義が変わり現在では不美人の代表のように言われています。 京都では、魔除け厄除けの鬼瓦がある寺院の周辺では、撥ねられた魔や厄が家に入らないように鍾馗(しょうき)さんを屋根に置き魔除け厄除けとしていましたが、寺院が多いため必然的に鬼瓦や鍾馗さんがどんどん増え、ご近所の鍾馗さん同志のがにらみ合うということも多かったようです。 そこで、にらみ合いにならないように正面を向いていない鍾馗さんを置いたり、微笑み返しとしての「お多福さん」を鍾馗さんの対面に据えたりしたようです。 京都では見ているだけで笑顔になるお多福さんを魔除けとしても一般的に飾っていたようです。
価格帯
~ 1万円
納期
※お問い合せ下さい。
用途/実績例
京都の古い町文化です。 屋根や玄関に置いて魔除けにします。
企業情報
都の社寺や町屋のたたずまいを目にしたとき、瓦屋根の美しさに惹かれる方が多いのではないでしょうか。 飛鳥時代に日本に伝来した瓦は、長い間貴重なものとして寺院や城郭など、限られた場所にしか使われていませんでした。 そんな時代に東山・智積院(ちしゃくいん)の辺りから採れる粘土を用い、焼く前に磨くことで独特の光沢を誇ったのが「京瓦」です。 主として寺院の本葺きの屋根に用いられてきましたが、江戸時代、本葺きの簡略化した桟瓦葺きが考案されたことで、民家にも普及し、草葺き、 板葺きの屋根が瓦葺きに取って代わり、京都は全国的な瓦の産地として名をあげることになり、全国の産地の中でも、重厚でかつ優美な印象を与える「京瓦」は、品質・色・つやの点で古より高級品とされてきました。 浅田製瓦工場は熟練の技術を要する手作りに拘り続け、現在では唯一「京瓦」を製造する工場となっています。 これからも伝統技術と京都という文化を大切にし「京瓦」という名前に恥じない商品をお届けして参ります。 浅田製瓦工場ショッピングサイト 【京瓦.com】