サーバールームにおけるアイルキャッピングの効果を解析!
サーバールームやデータセンターでは多くのサーバーやIT機器があり、その安定的な稼動には発熱対策が不可欠です。その対策として、サーバーラック背面の排気ファン側同士を向かい合わせ、主にラックからの排気を上方へ流す通路(以下、ホットアイル)と、サーバーラック前面の給気側同士を向かい合わせ、主に床面からの冷気をサーバーラック内へ導入する通路(以下、コールドアイル)を交互に配置し、効率的に排気できるようにしています。しかし、サーバーラック上部において、機器からの高温の排熱を吸い込むこと(ショートサーキット)があるので、対策を検討し、コールドアイル上部に仕切り(以下、アイルキャッピング)の有無による、比較を行いました。詳しくはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【解析モデル・条件】 ○解析モデルの大きさは23m×16m×3.8m、格子数は425,375 ○室内は二重床とし、空調機を8台配置 ○サーバーラックはホットアイルとコールドアイルが形成されるように配置 ○発熱条件はサーバーの発熱のみで、総発熱量は440,000W ○空調形式は、空調機下部より冷気を床下に吹き込み、空調機上部より吸い込む形式 ○総風量は160,000m3/h、吹出し温度は17℃、設定室温は24℃ 【解析結果】 ○床下からの空調空気が、コールドアイル側からラックに給気されホットアイル側へと排気されている様子がみられた ○コールドアイルキャッピング無しでは、サーバーラック上部で高温度領域あり ○コールドアイルキャッピング有りでは、サーバー上部でのショートサーキットなし ○コールドアイルにおけるキャッピングは、ショートサーキットの防止が可能 ○コールドアイルにおけるキャッピングにより、コールドアイル内の温度の維持が可能 →コールドアイルキャッピングは、サーバーラック上部での温度上昇の抑制に効果的 ●詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをダウンロードしてください。
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環境シミュレーションでは、3次元流体解析プログラムの独自開発・販売とこれらのソフトウェアを用いた受託解析サービス業務を行っております。十数年にわたって、建築・土木、機械・電子などの分野における熱流体解析に従事し、数多くの解析を手掛け、多数のノウハウと知識を蓄えてきました。実践で鍛えられた多彩な解析・可視化機能は、多くの企業や研究機関でCFDソフトウェアとして高い評価を受けています。 ●Revit、DXFなどのBIM対応CADデータのインポート機能 ●地図情報(GIS)データインポート機能 ●斜め境界・複雑曲面を自在に表現するSuperCartesian機能 ●高速・高精度の輻射計算やDNSによる高精度乱流解析機能 ●空間内で複数の物体移動に対応する移動境界問題解析機能 ●使いやすいインターフェイスと分かりやすいアニメーション機能 -- ソフトウェアサポートはもちろん、受託解析も承っております。空調換気・風環境解析を中心に、簡単・小規模な問題から複雑・大規模な解析まで、多くの問題に高いコストパフォーマンスのソリューションを提供。 豊富な解析事例と共に、皆様のご来訪お待ちしています。