基本設計段階のプランにおける熱気流シミュレーションを実施します。
近年、中間期等において、外気を活用した自然換気を積極的に取り入れるケースが多くみられます。中でも自然換気を効率的に行うために、建物内に設けたシャフトを排気や給気の設備として利用する換気方式が基本設計段階から検討されています。適切な給気口・排気口の位置・サイズの選定は非常に重要な意味を持つため、熱気流シミュレーションを行って検討することにより、建物全体の運用に関する知見を得ることも可能です。本解析では、有風時を想定し、基本設計段階のプランにおいて、熱気流シミュレーションを行いました。詳しくはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【解析モデル・条件】 ○平面48.0m×24.0m,高さ16.0m(4F相当)の建物の内部空間を詳細にモデル化 ○格子数は、196×121×83=1,968,428 ○給気口は、1Fから4Fまでの各階外壁3面に設置 ○シャフト~外気の排気口は、2箇所のシャフトの上部を屋上に1層分の高さを設け、給気口と同様の3面にガラリを設置 ○室内~シャフトの排気口は、1Fから4Fまでのシャフト側面3面に欄間開口を設置 ○室内熱負荷については、人体・機器等の各内部発熱負荷・貫流負荷・日射負荷を考慮 ○外部風の設定は建物長辺に対し45度の風向、風速3.5m/sec 【解析結果】 ○1Fから4Fまで概ね同様な温度分布がみられるが、4Fが最高温度 ○各階において給気口からの気流および室内熱負荷の対流により気流が生じているが、効率的な換気はなし ○本解析の結果から、給気口・排気口の位置・サイズが適切でないことが実証 →次のステップでは各開口の開口率も含め、給気口・排気口の位置・サイズの検討が必要 ●詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをダウンロードしてください。
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環境シミュレーションでは、3次元流体解析プログラムの独自開発・販売とこれらのソフトウェアを用いた受託解析サービス業務を行っております。十数年にわたって、建築・土木、機械・電子などの分野における熱流体解析に従事し、数多くの解析を手掛け、多数のノウハウと知識を蓄えてきました。実践で鍛えられた多彩な解析・可視化機能は、多くの企業や研究機関でCFDソフトウェアとして高い評価を受けています。 ●Revit、DXFなどのBIM対応CADデータのインポート機能 ●地図情報(GIS)データインポート機能 ●斜め境界・複雑曲面を自在に表現するSuperCartesian機能 ●高速・高精度の輻射計算やDNSによる高精度乱流解析機能 ●空間内で複数の物体移動に対応する移動境界問題解析機能 ●使いやすいインターフェイスと分かりやすいアニメーション機能 -- ソフトウェアサポートはもちろん、受託解析も承っております。空調換気・風環境解析を中心に、簡単・小規模な問題から複雑・大規模な解析まで、多くの問題に高いコストパフォーマンスのソリューションを提供。 豊富な解析事例と共に、皆様のご来訪お待ちしています。