基本設計段階においてエントランスホールの空調解析を行いました。
解析の対象としたエントランスホールは、高さ約20mの吹き抜けを持つ大きな空間です。その基本設計段階において、居住域の温度分布・気流分布が空調空気の吹出位置、数、風速、温度などにより問題がないかを確認することは、快適性、省エネ性を検討する上で非常に重要です。また、季節による各条件の変化も考慮する必要があります。本解析では、建物の内部空間の形状、吹出口・吸込口の配置、熱負荷を詳細に再現し、夏季、冬季、中間期について空調解析を行いました。詳しくはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【解析モデル・条件】 ○解析対象は吹き抜けを含むエントランスホールとそれにつながる空間 ○曲線を含む複雑な形状も再現 ○空調方式は床吹出・吸込方式で、1、2階の一部に天井吹出・吸込方式、2階の一部にノズルによる吹出方式を採用 ○外気温度は夏季33.4℃、冬季0℃、中間期24℃ ○計算領域は38m(X)×41.5m(Y)×19m(Z)、総格子数は1,072,800 【解析結果】 ○夏季については、日射負荷が大きく吹き抜け高さが高いため、天井付近に熱だまりが発生 →居住域である床面から約1.5m附近では、1階で約21~23℃、2階で約24~25℃と良好な温度分布 ○冬季は1階で約24~25℃、2階で約23~24℃ ○中間期は1、2階共に約24℃ ○年間通して、概ね設計目標値通りの結果 ●詳しくはお問い合わせ、もしくはカタログをダウンロードしてください。
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環境シミュレーションでは、3次元流体解析プログラムの独自開発・販売とこれらのソフトウェアを用いた受託解析サービス業務を行っております。十数年にわたって、建築・土木、機械・電子などの分野における熱流体解析に従事し、数多くの解析を手掛け、多数のノウハウと知識を蓄えてきました。実践で鍛えられた多彩な解析・可視化機能は、多くの企業や研究機関でCFDソフトウェアとして高い評価を受けています。 ●Revit、DXFなどのBIM対応CADデータのインポート機能 ●地図情報(GIS)データインポート機能 ●斜め境界・複雑曲面を自在に表現するSuperCartesian機能 ●高速・高精度の輻射計算やDNSによる高精度乱流解析機能 ●空間内で複数の物体移動に対応する移動境界問題解析機能 ●使いやすいインターフェイスと分かりやすいアニメーション機能 -- ソフトウェアサポートはもちろん、受託解析も承っております。空調換気・風環境解析を中心に、簡単・小規模な問題から複雑・大規模な解析まで、多くの問題に高いコストパフォーマンスのソリューションを提供。 豊富な解析事例と共に、皆様のご来訪お待ちしています。