窒化下処理の時間が不要で、コート下地崩壊の剥離を抑制します
パンチは衝撃荷重が常にかかり、荷重が大きな炭化物などに当たると力が分散せず破壊してしまいます。さらに大きな炭化物の周辺は不均一で割れやすくなっています。粉末焼結の技術と窒化を組み合わせると炭化物を小さな粒にすることでき、さらに均一化され強くなります。できた炭窒化物は凝着しづらいため、かじりづらくなります。 窒化粉末ハイス鋼は、炭窒化物が均一な微細組織として存在するので、炭化物だけの粉末ハイスより凝着が少ない材料です。微細組織が多いため、粉末ハイスよりじん性があり、窒化した粉末を焼結するため、再研しても特性は影響を受けません。 【窒化粉末ハイス鋼パンチ使用の特徴】 ○窒化下処理の時間が不要 ○コート下地崩壊の剥離を抑制 ○粉末ハイスよりじん性が高く折れづらい ○アルミなどの凝着を抑制 ○再研後も窒素特性がある 株式会社タカノでは、窒化粉末ハイス鋼の部品製作を承っております。材料のみの販売や、切削・研磨加工の対応もいたしますので、お気軽にご相談ください。 詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
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基本情報
【窒化粉末ハイス鋼の特長】 ◯ 炭窒化物が均一な微細組織として存在するので、炭化物だけの粉末ハイスより凝着が少ない。 ◯ 微細組織が多いため、粉末ハイスよりじん性がある。 ◯ 窒化した粉末を焼結するため、再研しても特性は影響を受けない。 ◯ 内部硬度の大きな変化が無いので表層破壊などでコーティング剥離が起きづらい。 ◯ 64~67HRCの熱処理硬度でSKH40と同じに使える。 ●詳しくはお問い合わせ、またはカタログをダウンロードしてください。
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金型部品メーカーとして40年超のノウハウを生かし、プレス金型用標準部品や特注部品、カムスライダーの各種要望にお応えします。 金型標準・特注部品においては、切削・熱処理・研磨までを社内にて一貫生産できる体制と豊富な材料在庫、それを管理する独自システムの構築で、コストを抑え短納期での納入を実現します。 開発研究にも力を入れ、オリジナルの金型部品や埋込型の固形潤滑剤Oil-stickや高温金型用Oil-stick200、固形潤滑剤をピンに複合埋設したオイルレス摺動ピン等、新しい金型部品の開発に力を入れています。