最大330℃の耐熱性を持つ発泡プラスチック材料「スカイボンド フォーム」
最大330℃の耐熱性を持つ発泡プラスチック材料で、100℃以上の耐熱断熱材、緩衝材、軽量化材として使用可能です。 他のポリイミド発泡体と比較し発泡倍率(密度)を自由にコントロールできることが大きな特徴で、柔らかく軽量の低密度の発泡体から固くソリッド(固体)状のものまで製作することができます。 更には他部材と組み合わせてコンポーネント化(複合化)が可能であり、発泡体の内部に導電性のフィラーなどを分散させることにより軽量電波吸収体としても応用が可能です。
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基本情報
<特性> ■高耐熱性と優れた諸特性 330℃の耐熱性に加え耐薬品性、不燃性、高強度、耐寒性、電気絶縁性、耐放射線性、断熱性及び軽さを備えています。 ■ 発泡倍率コントロールが自由 発泡条件をコントロールすることにより発泡倍率を200倍から1.1倍まで自由に変化させることができます。 発泡倍率を下げていくことで徐々に硬さが増しスポンジ状からハードなソリッド状になります。したがって、要求される強度、断熱性、重量などに対して幅広く対応することができます。 ■厚みコントロールが自由 0.1mm程度のシート状のものから10cm以上のブロック状のものまで任意の厚みに作製することができます。 ■低誘電率・低誘電正接 電波のエネルギー損失の度合いを示す材料固有の指標である誘電率や誘電正接についてもポリイミドならではの極めて低い値を示します。電波透過性が高くエネルギーロスが少ないため電波が透過する箇所に設置するのに適しています。 ■切削加工が可能 発泡倍率が10倍以下の発泡体については穴あけ加工や溝加工など様々なマシニング加工が可能です。 これによりある程度複雑な構造体でも作製することができます。
価格帯
納期
用途/実績例
■ サンドイッチパネルコア材 ■ 放熱断熱シート ■ 軽量電波吸収体
詳細情報
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200倍発泡体 スポンジ状の発泡体で、非常に軽いのが特徴です。
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1.1倍発泡体 ソリッド(固体)状で、上記200倍発泡体とは異なり硬いのが特徴です。
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加工品 成形後、任意の形状に切削加工が可能です。
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サンドイッチパネル(試作品) 強度面、耐熱性、耐候性、耐電圧性に優れるポリイミド発泡体をFRPの間に挟み込んだサンドイッチパネルです。
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グラファイトシートとの積層接着品(試作品) スカイボンドフォームの持つ断熱性と、グラファイトシートの持つ放熱性を組み合わせることにより、断熱と放熱の両方を兼ね備えたシートです。
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電波吸収体(試作品) スカイボンドフォームにカーボン等の導電性フィラーを複合させることにより、特定領域の電波を吸収することができる電波吸収体の作製が可能です。
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株式会社I.S.Tは滋賀県に本社/研究所を構える研究開発型のメーカーです。世の中にない機能性素材を開発し、お客様に提案、提供しています。 主にポリイミド樹脂や、フッ素樹脂を複合化した不燃無機繊維などを中心とした耐熱性、不燃性の機能性材料を扱っており、それらを応用加工した製品群は、OA機器、建築、電気、電子、宇宙・航空など幅広い分野で活躍しています。