耐熱コンポジット材料/耐熱接着剤「スカイボンド」
スカイボンドは最も熱安定性の高い芳香族ポリイミドをベースにしたワニスです。米国モンサント社が開発し、I.S.Tが1996年4月に製造販売権を譲り受け、モンサント社インディアンオーチャード工場(マサチューセッツ州)内で生産していましたが、2014年に工場移転を行い、現在はI.S.Tニュージャージー工場で生産しています。 スカイボンドはガラス繊維・カーボン繊維・アラミド繊維等の高強度耐熱繊維と複合化させることにより耐熱性・柔軟性等の極めて優れたポリイミドプリプレグやハニカムを形成することができます。また耐熱性の接着剤や封孔剤としても使用できます。 用途は主に航空機構造材やジェットエンジンカバー、翼部などの航空機関連分野に使用されており、その他にも優れた耐熱性を生かし高温下で使用される構造体やエンジン等の断熱カバーとして、また粉末成形性を利用した耐熱ベアリング、ブッシュなどはOA機器をはじめとする幅広い分野で使用されています。 この樹脂の有する非常に優れた熱安定性や機械的・電気的などの諸特性と高い信頼性は、永年の実績に裏付けられ、現在も航空機や産業用機器へとその応用が拡大されています。
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基本情報
<特性> ■耐熱性が高く260℃での連続使用が可能です(短時間であれば400℃まで使用できます。)。 ■耐薬品性、接着性、含浸性に優れています。 ■加圧、成形体や、発泡体(耐熱フォーム)に加工することもできます。
価格帯
納期
用途/実績例
■プリプレグ・ハニカム ■航空機構造材、エンジンカバー、レーダードーム、 ■ガラス・カーボン・アラミドなど高強度繊維とのマトリクス樹脂 ■成形部品 ■耐熱ベアリング、耐熱ブッシュ、ピストンリング ■コーティング剤・インク ■耐熱接着剤、繊維収束剤(バインダー) ■含浸・封孔剤
詳細情報
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ポリイミドプリプレグ及びハニカム ガラス繊維・カーボン繊維・アラミド繊維等の高強度耐熱繊維とスカイボンドを複合化させたポリイミドプリプレグ及びハニカムです。
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その他用途例 上記ポリイミドプリプレグやハニカムの他、航空機に使われるジェットエンジンカバー、ベアリングやブッシュなどのOA機器パーツなどの幅広い用途にスカイボンドは使われます。
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株式会社I.S.Tは滋賀県に本社/研究所を構える研究開発型のメーカーです。世の中にない機能性素材を開発し、お客様に提案、提供しています。 主にポリイミド樹脂や、フッ素樹脂を複合化した不燃無機繊維などを中心とした耐熱性、不燃性の機能性材料を扱っており、それらを応用加工した製品群は、OA機器、建築、電気、電子、宇宙・航空など幅広い分野で活躍しています。