組み込みOSをシングルコア専用からマルチコア/マルチOSへ!
MULCOS-2は、ARM(R) TrustZone(R) テクノロジを使用したベアメタル型ハイパーバイザとしてマルチOSの動作環境と、OS間の同期通信機能を併せ持ち、シングルコア、マルチコアのどちらにも対応しています。 クアッドコアでは、セキュア空間に最大4つのRTOSとノンセキュア空間に1~4個のコアを使用した一つのLinuxを実装でき、シングルコアでもRTOSとLinuxの両方を実装できます。 同期通信機能として、メッセージキュー、セマフォ、イベントフラグ、共有メモリの4つの機能があります。(共有メモリ機能は次のバージョンにて対応)
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基本情報
◆MULCOS-2の主な特長 ・コアの追加で容易にアップグレード ・LinuxからRTOSデータの保護が可能 ・OSが使用するコアは自由に割り当てることが可能 ・Linuxに影響されないRTOSのリアルタイム性 ・市販のμITRON仕様RTOSの使用が可能 ◆主なパッケージ内容 ・MULCOS-2本体プログラム ・μITRON用のドライバプログラム ・Linux用のドライバプログラム ・リファレンスボードのLinux、U-Bootのパッチとパッチ手順書 注:RTOS(μITRON)は付属しません ◆ハードウェア要件 ARM TrsutZone テクノロジが実装されたCortex-Aシリーズのプロセッサ ◆MULCOS-2製品型名 ・MC2-ALCVS Altera Cyclone V SoC用MULCOS-2 ・MC2-XLZQ7 Xilinx Zynq-7000用MULCOS-2 ・MC2-NPMX6 NXP i.MX 6用MULCOS-2
価格情報
プロジェクトライセンス
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
こんなご要求にマッチします! ・シングルコア用RTOSのリソースをマルチコアでも使いたい ・Linuxの起動前に始めたい処理がある ・Linuxにできないリアルタイム処理を使いたい ・複雑な周辺機能はLinuxに任せ、メインにRTOSを使用したい。
カタログ(1)
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組み込みOSのカーネルの開発で培ってきた技術を基に、マルチコア・プロセッサを使用するソフトウェアの開発に積極的に取り組んでいます。 マルチコアに対応したソフトウェア、プラットフォームをご提供することで日本のものづくりをご支援します。 第一弾として、ITRON等のリアルタイムOSやLinux/Androidを実装するマルチOS環境が構築できるソフトウェア、MULCOS-2を製品化しました。 今後も、ハイエンド・プロセッサ向けのハイパーバイザを始め、幅広い用途に使えるリアルタイムOSを開発していきます