顕著な進展があった合成・構造設計・アロイ混練形成装置・構造解析・粘弾性測定などをまとめ、専門外の方々にもわかりやすく解説。
【監 修】 今井昭夫 / 高分子学会フェロー 第1章 ポリマーアロイとは 第2章 モルフォロジー 第1節 ポリマーアロイの物性制御 第2節 ポリマーアロイ・ブレンドのレオロジー的および機械的性質 第3節 ポリマーアロイの構造と物性の制御 第4節 多孔性金属錯体(MOF)を用いた高分子の相溶化制御 第5節 ポリマーアロイの相分離構造形成における粘弾性効果 第6節 非相溶ポリマーブレンドにおける第三成分の局在化とその制御 第3章 相溶化剤/相容化剤 第1節 相溶化剤/相容化剤とは? 第2節 ポリマーアロイ用相溶化剤の特徴と応用 第3節 反応性添加剤を用いたPC/ABSブレンド 第4節 液晶電解重合法を用いたキラルポリマーブレンド 第4章 混練技術と押出成形技術 第1節 二軸スクリュ押出機を中心としたポリマーアロイ形成装置 第2節 高せん断成形加工技術による新規ナノコンポジット材料 第3節 可視化解析システムによる省エネ型押出機 第4節 高圧流体混練法を用いたフッ素系ポリマー/フッ素系オリゴマーブレンド 第5章 リアクティブプロセッシング
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基本情報
第1節 リアクティブプロセッシング技術 第2節 PC/PBAT/ABS系リアクティブブレンド材料の物性改質 第6章 技術動向・機能性付与 第1節 耐熱性高分子ポリベンゾオキサジンのポリマーアロイ 第2節 フッ素系結晶性高分子とのブレンドによるアクリルゴムの高強度化と高延性化 第3節 ポリマーブレンドによるタフニング 第4節 難燃化処方設計 第7章 バイオプラスチック 第1節 植物由来樹脂複合材料の特性評価 第2節 架橋ジフェニルアミン系ポリマーによるバイオプラスチック/LTIブレンド 第3節 ポリオキシメチレンとポリ乳酸のポリマーブレンド 第4節 PS/PLAアロイ 第5節 リアクティブプロセッシングによる植物バイオマス/ポリマー複合体 第8章 解析手法 第1節 ポリマーアロイおよびフィラー含有ポリマーの透過型電子顕微鏡解析 第2節 3次元電子顕微鏡 第3節 原子間力顕微鏡によるナノ力学物性解析 第4節 非相溶高分子ブレンドの散逸過程で形成するメゾスケール規則構造の形成メカニズム 第9章 第四世代ポリマーアロイ
価格情報
60000 +消費税
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
2・3日
用途/実績例
21 世紀に入って,高せん断力下或いは微細反応場でのポリマーアロイ形成や,ナノ(nm)サイズの分散状態の可視化,更には新規な化学種セグメントからなるブロック共重合体の精密重合法の進展など,合成・構造設計・アロイ混練形成装置・構造解析・粘弾性測定などの各分野で顕著な進展があった。また植物由来樹脂の活用や,ナノサイズのブロック(グラフト)共重合体のマトリックス中への分散による特異な物性発現など応用用途面でも従来とは異なる分野への展開が進められてきた。この結果,伝統的なポリマーアロイの概念,例えば相溶性/相容性の概念なども見直しが迫られている。更にはポリマーアロイの開発の歴史をあまり意識することなく,異分野の研究者・技術者もポリマーアロイ形成が関連する研究テーマに取り組んでおり,広範囲の展開が進められている。 これらの成果全体の動向を把握することは容易ではなく、そのためのガイドブックが日の目を見ることとなった。 本書は,読者の専門性や興味次第でどの節から読み始めていただくこともできる構成となっている。手元に置いて,研究・技術開発・製品(事業)構想の参考にしていただければ幸いである。
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S&T出版は、研究者・技術者に向けた技術専門書籍を出版しています。