徹底した強度計算による安全で信頼性の高いJRCのプーリ
ベルトコンベヤプーリ(以下、プーリ)は、ベルトコンベヤの主要箇所に配置されます。 万一、その1つでも破損した場合には、コンベヤの停止につながり、設備全体がストップしてしまう可能性もあります。 また、ベルトの張力や巻付けなどの影響を大きく受ける過酷な条件下で使用されるため、しっかりとした設計に基づく各部材の選定と、製造における高い技量が必要とされます。 JRC は独自の設計基準に基づく強度計算を徹底し、適正な部材を選定の上、専門工場にて一貫生産を行い、安全で信頼性の高いプーリをご提供しています。
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基本情報
プーリは主にベルトコンベヤを駆動させる「ドライブプーリ」、プーリに対するベルトの巻付け角を増加させる「スナブプーリ」、コンベヤの尾部にある「テールプーリ」、ベルトを引っ張る「テンションプーリ」、ベルトの進行方向を変える「ベンドプーリ」などがあります。 他にも、コンベヤの形状・用途により、様々な種類のプーリがあります。 当社では設計の際、プーリの外形寸法の確認だけでなく、電動機の仕様を含めたコンベヤ設備全体の使用環境を予め確認し、製品ごとに荷重条件の算出、懸念事項の抽出を行います。 さらに、シャフトはもちろん、シェル・鏡板・軸受などの各部材に至るまで徹底した「強度計算」を行い、安全で信頼性の高いプーリを設計しています。 また、プーリはベルトコンベヤの構成部品のなかでも比較的高価な部品であることから、材料選定においても、不必要に重厚で、高コストな部材をあえて使用せず、荷重条件にもとづく強度計算から材料の特性を把握し、計算上の疲労限界に達しない、最適な部材・寸法を設定しています。
価格情報
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納期
用途/実績例
JRC ではカタログ掲載の実績品以外にも、お客様のご要望に応じて、様々な形状・仕様のプーリを製作しています。 他社にて製作困難と言われるような特殊プーリについても、弊社では設計・製作可能な場合もございますので、ぜひご相談ください。
詳細情報
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かご型プーリ 搬送物がベルトとプーリの間に入った場合でも、プーリ自体の隙間から搬送物が抜け落ちるため、プーリ表面への固着が軽減されます。主に、バケットエレベータ用テールプーリとして使用されています。
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ディスクプーリ ベルトに桟やヒレがある場合、通常のプーリでは、ぶつかってしまいますが、こちらのプーリはそれを避ける形状となっています。 主に、急傾斜コンベヤのベンドプーリなど、搬送面側の屈曲に使用されます。
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クライマーリターンプーリ ディスクプーリと同様に、ベルトの桟やヒレを避ける形状は類似していますが、こちらのプーリは屈曲部ではなく、リターンローラの代替として用いられます。 主に、クライマーコンベヤに使用されます。
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ビータクリーナ リターン側ベルトを叩き、付着物を落とす振動体として、桟付・ヒレ付ベルトにも使用可能な特殊プーリです。 ベルトの走行に追随させる従動タイプと、他のプーリとスプロケットで繋ぐ自立回転型があります。
企業情報
JRCは1961年の創業以来、ローラ、プーリ、スタンドといったベルトコンベヤ部品を一貫して作り続けてまいりました。 豊富な実績と、高精度な製品の迅速かつ安定的な供給を可能にする先進の生産体制が私たちの強みです。 今まさに日本の産業構造・経済環境は激動の時代を迎えようとするなか、JRCも「未来への進化」をはじめています。 「現場から一番に選ばれるコンベヤ部品メーカー」としてのプライドを胸に、長年培ってきた独自のノウハウをフル活用し、 コンベヤの現場を取り巻くあらゆる課題を、お客様と共に考え、解決へと導く「トータルソリューションプロバイダー」を目指して。 これからもJRCは、日本の基幹産業を支える全てのお客様から最良のパートナーとして選んでいただけるよう、 真心を込めたものづくりと、付加価値の高いサービスのご提供に向けた努力を、日々着実に続けてまいります。