エチレン分解炉の運転・デコーキングサイクルを最適化。年間5000万ドルの収益改善実績あり!
『gOLEFINS』は、分解炉の反応管出口温度等の情報を取得し、 高信頼モデルによって、炉の運転状態を正確に推定するオンラインモニターです。 コークの蓄積に伴う圧力損失の増加や、熱伝達率の低下を把握し、 高精度な予想値に基づく運転調整を可能にします。 これによって、分解炉の運転条件・デコーキングのサイクルを最適化でき、 年間の収益が数千万ドルもアップした実例もあります。 【メリット】 ■正確なエンドオブラン予測により、デコーキングを最適化 ■分解炉ごとに運転マージンの最適化を実行 ■分解炉全体の動的最適化により、分解炉モデルを常にアップデート ※詳しくは資料をご覧ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。
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基本情報
<クラッキングモニターの仕組み> PSEのダイナミック状態推定技術と信頼性の高い数学的モデルを組み合わせて、プラントデータとモデル予測を調整します。これにより、コイルの長さ方向に時間の経過と共に蓄積するコーク量を監視するだけでなく、正確なリアルタイムの運転値を計算することができます。 <利点> gOLEFINSクラッキングモニターの使用により、分解炉の反応管出口温度などの情報を適切に、タイムリーに提供することにより、従来よりもはるかに効率よく分解炉の運転を行うことが出来ます。 ◎エチレン収率だけでも、大規模なプラントでは月に100万~300万ドルの収益改善につながります。 ※詳しくは資料をご覧ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。
価格帯
納期
用途/実績例
大規模なエチレンプラントの場合には、全体的なメリットは年間$25M~$50Mと見積られています。
詳細情報
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コーク付着量推定値 コーク付着量の推定値です。反応管の長さ方向に付着量の分布を精度良く推定することができます。 コークの蓄積に伴う圧力損失の増大、熱伝達率の低下を正確にトラッキングすることにより、高精度な予測値に基づく、的確で最適な運転調整、計画の立案を可能にします。
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バーチャルマルチセンサー」のオートメーション&モデリング賞 受賞 弊社はこのクラッキングモニター、仮想マルチセンサー技術により、2017年6月、オーストリアのウィーンで開催されたInternational Refining and Petrochemical Conferenceで「バーチャルマルチセンサー」のオートメーション&モデリング賞 (Hydrocarbon Processing Best Automation&Modeling) を受賞しました。
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分解炉収率(エチレン) プラントデータ(黒線)に対して、赤ラインは、g┃OLEFINSクラッキングモニターを使用した予測を示しています。予測がプラントの測定値に近い値を示します。
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反応管の最大温度 推測値が、実績値(点)に近い値を示します。
カタログ(6)
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企業情報
英国インペリアルカレッジのgPROMS開発チームにより1997年に設立されたPSE社は、2019年よりシーメンスグループとなり、2023年より日本ではシーメンス株式会社として製品およびサービスをご提供しております。 gPROMSは従来のシミュレータと異なる数式ベースの強力な計算エンジンを持ち、定常シミュレーションとダイナミックシミュレーションの両方をシームレスに扱えることが大きな特徴です。これによりバッチ処理の実験データで調整されたモデルをスケールアップして連続処理のプラント設計や運転最適化に有効に活用できます。 gPROMSの優れたカスタムモデリング、Parameter Estimation、Optimizationといった機能により迅速に最適な製造プロセスの構築やトラブル解決、最適化が可能になります。