変位拡大機構型圧電アクチュエータ
メカトランスMTDDシリーズは、コンパクトサイズで大きな変位を発生できるピエゾアクチュエータです。圧電素子が発生する変位を10倍以上拡大し、アクチュエータの変位不足を解消することができます。また形状が扁平かつ薄型なため小スペースでの取り付けに有利です。変位拡大機構の締める無駄な空間を少なくし、空間利用効率が非常に高いです。発生変位方向は圧電素子の変位方向と90度変換しているため、利用しやすい配置となっています。電圧を印加すると、このピエゾアクチュエータは伸びる方向に動作します。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
メカトランスMTDDシリーズ特長 ・1mmに近い(750μm)大きな変位が出力可能。 ・豊富なバリエーション 50μm~750μmまでの範囲で必要な出力を選択可能。 ・形状が扁平・薄型で装置の小型化に適している。 ・アクチュエータの発生変位方向は圧電素子の変位方向と90度直行 ・MTDシリーズとは発生変位の方向が反対
価格情報
90,000~130,000 サイズによって価格が異なります
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
メカトランスシリーズの各種応用例 1.超精密微細研磨ツール 2.小型タイプメカトランス 3.高速角度調整機構/高速に角度調整可能かつ2mm ピッチで並べる 4.微小荷重載荷・検出装置/微小荷重を検知・載荷し、表示できるシステム 5.与圧機構かつヒンジ機構付き積層圧電アクチュエータ 6.ポンプ 7.2 軸位置決めステージ機構 8.セラミックシートの高速パンチングマシン 9.オン/ オフ ポンプ
企業情報
「メカトランス」は私がNEC在職時の1980年代に実用化した技術で、当時、世界最初、最高速の圧電方式インパクトプリンタの開発を成功裡に実現いたしました。 その後、プリンタ技術の変遷により、この技術は表舞台から消えていましたが、東京大学樋口俊郎教授が技術の将来性を予見され、今日の会社設立に至りました。圧電方式の数々の長所を生かし、高速、大変位のアクチュエータを実現した「メカトランス」は、広い分野でご利用いただける可能性を実感いたし、この度、系列化したアクチュエータ群を開発し、皆様のご利用に供することといたしました。