FT-IRおよびGC-MSによる有機物の同定解析を実施します。
同定解析サービスでは、FT-IRおよびGC-MSを利用して化合物の同定を行います。 FT-IRではフーリエ変換赤外分光法により得られた化合物分子の赤外吸収スペクトル、GC-MSでは電子イオン化法より得られたフラグメントのマススペクトルをもとに解析を行います。 同定解析結果は、異物・付着物や製品の材質、成分の特定に利用することが可能です。
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基本情報
●FT-IRで高分子化合物・GC-MSで揮発性有機化合物を分析 GC-MSは高い定性能力を持ちますが、一方で、沸点の高い高分子化合物を検出することが出来ません。定性が困難となります。 しかしFT-IRを用いると高分子化合物を定性することが出来るため、各装置の特性を生かして幅広い成分に対して定性を行います。 ●顕微FT-IRで微小サンプルの測定が可能 顕微FT-IRを使用することで、1mm以下の小さなサンプルも高感度に測定することが可能です。測定範囲は最小10μm程度となります。 ●SEM-EDXとの併用 FT-IRやGC-MSは有機化合物を対象とした分析であり、無機物の情報が得られません。 しかしSEM-EDX等の元素分析結果と併せて解析を行うことで、より信頼性の高い評価が可能となります。
価格帯
納期
用途/実績例
●異物の同定解析 繊維状の異物を採取し、ユニバーサルATR法でスペクトルを取得しました。得られたスペクトルはライブラリ検索結果よりタンパク質と一致し、外観から毛髪であると推察しました。 ●油の成分分析 ●ゴムの材質特定
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開発品の信頼性を評価する技術サービスを主な業務としています。 規格・規定通りの評価データのご提供だけでなく、評価目的に最適な手法・条件・設備のご提案や、規格外評価のためのオリジナル設備・治具の設計製作にも対応しています。 また、計測・試験・分析の3つの評価技術を複合的に取り扱っていますので、多様な設備を横断する複合業務や、より多角的な評価方法のご提案も可能です。