塗装やメッキと異なる利点を発揮する塗装レス・メタリック樹脂成形技術
日進工業では、弊社の配向制御技術を用い、高輝度メタリック樹脂で発生しやすい色調ムラなどの様々な成形不良を対策しています。 メタリック着色樹脂成形において顕著に発生する「配向現象」を、成形品の表面から視認できなくする技術開発に成功。 材料や特殊な設備、他社の有する特許などに一切頼ることなく当社独自の技術として開発したものです。 現在は、より汎用性のあるレベルに落とし込んで、基幹技術とするべく開発を継続しています。 この技術を利用することにより、従来は塗装に頼っていたメタリック調の外観を成形だけで表現することが可能になるほか、塗装費の削減、「はがれる」問題の解消、樹脂のリサイクルが可能になる、環境への影響を低減できるなど、多くのメリットをもたらすことができます。
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基本情報
●メタリック着色樹脂に関するお仕事のご依頼・ご相談 1. 成形品の製造(金型製作よりご発注をお願いしております) *配向対策のために、製品設計の一部変更をお願いすることがあります。 2. ご希望色の開発(カラープレート製作からペレット製造販売) *平均的に4週間~の納期設定でございます。 3. 試作用金型の製造販売 *配向や材料特性検証のため大変好評につき、短納期は困難な状況です。 4. お客様保有の既存金型による試作検証 [塗装レスメタリックは安易なコストダウン技術ではありません] メッキや塗装では角部や凹凸部、PL部などに不良が生じやすく、その対策への負担がかかります。 弊社は、メッキ・塗装業者様からその負担低減を依頼されたことがきっかけで、 メッキ・塗装に適した製品と、表面処理レスに適した製品の棲み分けを進めて参りました。 したがいまして、弊社はメッキ・塗装を否定するものではなく、 それぞれの得意領域を拡大することで射出成形品の付加価値向上を目的としております。
価格帯
納期
用途/実績例
【配向減少の解消によるメリット】 1.塗装工程が無くなる事による大幅なコスト低減を実現。 2.「はがれる」という概念を無くし、品物の長寿命化。 3.樹脂の再利用を実現。 4.環境負荷の低減を実現。 自動車部品・自動販売機・両替機・浄水器や電気湯沸器などの家電、コンピューター関連機器、玩具、アミューズメント機器の各部品に使用されています!
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企業情報
■Fillerの配向制御成形:炭素繊維、ガラス繊維、Talc 等の配向を制御する。 特に、会合部の強度低下、収縮差による隆起、外観不良等を、Fillerの配向制御によって改善する。 本技術は、塗装レス・メタリック着色樹脂の配向によって発生する黒筋状の外観不良も改善する。 配向制御であるため、ウエルドレス成形とは異なることがPointである。 ■塗装レス・メタリック樹脂成形技術:塗装やメッキと異なる利点を発揮する。 ■厚肉成形 : 独自のIntrusion(Flow Molding)技術によって、成形機のダウンサイズを達成する。 従来の他社技術とは異なり、成形品の品質を通常射出成形と同等か、それ以上に向上させることが可能。当社の特色ある技術としてRevolution Injection Molding (Rev Inj)を商標登録している。 ■流動解析 : 成形技術者( 特級技能士) が解析し、実成形現象とシミュレーションの融合を図る解析技術を保有。