会合部の強度低下、収縮差による隆起、外観不良等をフィラーの配向制御によって改善します!
日進工業では異方性をもつフィラーの配向制御技術に関する特許を保有しており、 ウェルドに顕著な強度低下、不均一な収縮からくる歪み、色調ムラなどの現象を改善します。 本技術は成形品のソリに対しても有効な事例があり、当社にとって重要な技術です。 本事例は長繊維強化樹脂のテストピース・ウェルド強度を標準品の5倍に向上させたものです。 当社の配向制御技術は、長繊維強化樹脂だけでなく、メタリック着色樹脂・PP+タルク系・その他フィラー添加材料へ適用可能で、現在はCNF(セルロースナノファイバー)添加材料の成形技術開発も行っています。
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基本情報
■炭素繊維(長繊維)の配向制御 引張強さ:ウェルド【2点ゲート】ダンベル試験片…標準成形:57MPa ★当社技術⇒288.63 MPa、最大引張強度:310.00 MPaを達成 ! 平均引張強度288.63 MPaは、ウェルドを持たないテストピースの強度280 MPaをも上回ります。ウェルドのあるテストピースの強度は 57 MPaですので、日進工業の長繊維配向技術を施したテストピースは、その5倍の強度を達成したことになります。 テストピースを両端の2点ゲートから充填すると、中心にウェルドができ、 引張り試験では一般的にウェルドで破断します。 当社の配向制御を適用すると、ウェルド以外の箇所が破断することもあるほどウェルド部の配向が変化します。
価格帯
納期
用途/実績例
塗装レス・メタリック着色樹脂の配向によって発生する、黒筋状の外観不要も改善します。 配向制御であるため、ウェルドレス成形とは異なります。
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企業情報
■Fillerの配向制御成形:炭素繊維、ガラス繊維、Talc 等の配向を制御する。 特に、会合部の強度低下、収縮差による隆起、外観不良等を、Fillerの配向制御によって改善する。 本技術は、塗装レス・メタリック着色樹脂の配向によって発生する黒筋状の外観不良も改善する。 配向制御であるため、ウエルドレス成形とは異なることがPointである。 ■塗装レス・メタリック樹脂成形技術:塗装やメッキと異なる利点を発揮する。 ■厚肉成形 : 独自のIntrusion(Flow Molding)技術によって、成形機のダウンサイズを達成する。 従来の他社技術とは異なり、成形品の品質を通常射出成形と同等か、それ以上に向上させることが可能。当社の特色ある技術としてRevolution Injection Molding (Rev Inj)を商標登録している。 ■流動解析 : 成形技術者( 特級技能士) が解析し、実成形現象とシミュレーションの融合を図る解析技術を保有。