自動運転レベル3からの必須技術であるLiDARの特徴、位置づけと製品技術の最前線を解説
最近の自動運転ブームは,ベロダイン社製のLiDAR性能に支えられているといっても過言ではない。ベロダイン社がLiDARを開発したのは,スタンフォード大学チームの要請により,アメリカ国防省が主催した自動運転コンテストに優勝するためであった。アーバン・チャレンジに優勝した後スタンフォード大チームはGoogle に移籍し,現在の自動運転システムのデファクトを築いたのである。日本でも自動運転の実証実験が始まり,LiDAR が大活躍している。しかし,日本製のLiDAR が存在していないため,使われているものはベロダイン社製のものである。そこで,日本でも自動運転のキー技術となるLiDAR 開発の一助となるよう,本書の企画を思い立った。 本書は現在LiDAR関連の最前線の研究者,技術者の方々に執筆を依頼し,基本原理から応用までをカバーしたものである。 速報性を重視したため,LiDARの全てはカバーできてはいないものの,大半の主要項目は紹介できたと思われる。本書が,少しでもLiDAR に関わる研究者・技術者の参考になれば幸いである。
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基本情報
2018年3月20日発刊<br> A4判 並製 141頁<br> <br> <監修> 伊東 敏夫 / 芝浦工業大学<br> <br> <著者><br> 伊東 敏夫 / 芝浦工業大学<br> 曽我 峰樹 / (株)豊田中央研究所<br> 服部 豊成 / ジック(株)<br> 谷口 克哉 / 北陽電機(株)<br> 川人 祥二 / 静岡大学<br> 北野 和俊 / パイオニア(株)<br> 水戸部 涼太 / (株)東陽テクニカ<br> 西川 雄郎 / コーンズ テクノロジー(株)<br> 鷲尾 邦彦 / (有)パラダイムレーザーリサーチ<br> 鈴木 高志 / 浜松ホトニクス(株)<br> 中川 雅史 / 芝浦工業大学<br> 二宮 芳樹 / 名古屋大学<br> 鈴木 太郎 / 早稲田大学<br> 福島 寛之 / 沖電気工業(株)<br> 黒田 洋司 / 明治大学<br>
価格情報
55,000円 別途消費税 ※CD-R付きは65,000円+消費税
価格帯
1万円 ~ 10万円
納期
~ 1週間
用途/実績例
<もくじ><br> 第1章 自動運転に向けたLiDARの変遷と期待<br> 第2章 走査型機械式LiDAR<br> 第1節 豊田中研のSPAD LiDAR<br> 第2節 ibeoのLiDAR<br> 第3節 測域センサの技術と応用分野<br> 第3章 TOF距離画像センサ<br> 第4章 ソリッドステート式LiDAR<br> 第1節 パイオニアのLiDAR<br> 第2節 True-solid-state型マルチビーム方式 XenomatiX社のLiDAR<br> 第3節 Leddar Tech社製LiDAR<br> 第5章 LiDAR光源用レーザ<br> 第6章 LiDAR受光デバイス<br> 第7章 点群処理<br> 第8章 LiDARの障害物認識性能向上手法<br> 第9章 用途展開<br> 第1節 自動運転への適用<br> 第2節 ドローンによる3Dマッピング<br> 第3節 LiDARと車輪移動ロボットによる3D空間計測とVR/ARへの応用<br> 第4節 自律移動ロボットへの適用<br>
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