信頼性が高く、耐久性が大きく、強い接着継手を設計することを目的とする接着剤ユーザーに必携の書です。
被着材の種類、接合部の構造、負荷応力・環境などの使用条件に対し、適切な接着剤および接着部構造を選び、表面処理を施すこと、施工方法の選定、ならびに接合部の信頼性解析および種々の寿命評価のための加速試験など、接合部の信頼性および耐久性を上げるために必要なことを理論的に解説。 また、金属、CFRP、セラミックス、および樹脂など多くの異種材料の接着・接合技術、接合法についても表面処理法および接合方法により分類して紹介。その接合力発現のメカニズムが従来の接着と変らないことを詳しく解説。 接着において生じる種々のトラブルの原因別分類およびその対策についても紹介。 〔書評〕 〔渋谷陽二,材料,68-2,154(2019)〕 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsms/68/2/68_154/_article/-char/ja 〔日笠茂樹,日本接着学会誌,55-7,287(2019)〕 http://www.s-adhesion-tech.com/shohyo-settyakukougaku-2.pdf
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基本情報
〔目次〕 はじめに 1 接着力発現の原理 2 接着剤の種類と特徴 3 被着材に対する表面処理法 4 最新の異種材料接合法について 5 各種接合形式の特徴,応力分布および強度評価法 6 接着接合部の故障確率と安全率との関係 7 接着接合部ストレスに対する耐久性評価,加速試験および寿命推定法 8 接着継手の耐水性および耐油性に関する熱力学的検討および耐水性向上法 9 繰返し応力(疲労) による加速耐久性およびクリープ破壊強度評価法 10 接着トラブルの原因と対策 索引
価格情報
定価5,500円(税込)
価格帯
~ 1万円
納期
2・3日
用途/実績例
接着剤ユーザーのための参考書です。 信頼性が高く耐久性が大きく強い接着継手を設計することを目的とする人に対し、接着力発現の原理、接着剤および表面処理法の理論的選定法、異種材料の接着、樹脂射出一体成形法、レーザ溶接法など最新の接合法について解説しています。 また、各種継手に発生する応力分布、変形、および破壊条件の解析法、それに基づく強い接着構造の設計法、負荷応力の時間的分布と接着強度のばらつきに基づいた(ストレス-強度モデルによる)継手の希望破壊確率を与える安全率の計算法、接着継手の劣化の主要原因である温度、湿度、機械的応力などのストレスと劣化速度との理論的関係およびそれに基づいた加速試験による寿命予測法について、実験結果とともに詳しく解説しています。 さらに、各種接着強度評価法、接着トラブル事例、その原因別分類と対策についても解説しています。
企業情報
当研究所は,事業内容に記しました分野の技術指導,研究指導,共同研究,問題解決支援,接着セミナー講師,書籍原稿執筆などを行う技術コンサルタントです。 担当者は,新幹線などの鉄道車両メーカーに長年勤務することにより,太陽光および風雨にさらされてダイナミックに走行する鉄道車両用のプラスチック,FRP,CFRP,ゴム,塗料などの有機材料を適切に選定し使用するためには,化学的・物理化学的知識のみでなく,耐久性向上のための劣化の熱力学,信頼性工学,材料力学,FEM応力解析,および材料強度学的知識が必要であることを痛感し,45年間にわたり,それらの研究を行ってきました。特に,接着継手の強度評価,耐久性・信頼性・強度向上法,寿命予測法を得意といたします。 担当者が実施する下記HPでご紹介の接着セミナーには,講師紹介割引がありますので,講師までMailでお知らせください。 http://www.s-adhesion-tech.com/seminarkouen.html E-mail:yasuzuki-1@nifty.com