テフロック採用事例その２【搬送ガイドに最適な表面処理】

硬質クロムめっきはHV750～900と優れた硬度を持つめっきですが、その特徴として皮膜にクラック（微細なひび割れ）が存在するため、どれだけ表面を鏡面に仕上げてもクラックが製品へ転写してしまうという問題がありました。 当社では従来よりクロアモールというノンクラッククロムめっきの技術を有しています。硬度も200～600℃の熱処理を行うことで最高HV1800まで達し、ノンクラックのため耐食性にも優れた皮膜です。ただし膜厚が5μまでと薄膜での施工しか出来ないためこれまで鏡面ロールへの応用が出来ていませんでした。 しかし今回、特殊な２層構造を形成することでそれらの問題を解決する『超鏡面クラックフリーロール』の技術を開発しました。

当社のオリジナルめっきとして硬質クロムめっきにPTFEを含浸させた製品の「テフ・ロック」がございます。 これはクロムめっきの高硬度・耐摩耗性とPTFEの低摩擦・潤滑性を兼ね備えた複合表面処理ですが、残念ながらクロムめっき自体が磨耗していまうような高荷重な環境下では低摩擦・潤滑性を維持することが困難な場合がありました。 そこで当社では、オリジナルのクロ・ファイン（高硬度マイクロクラッククロムめっき）皮膜にPTFEを含浸させることによりそれらの問題を解決する『テフ・ロック・ファイン』を開発致しました。 【特長】 ■従来のテフ・ロックより硬度がアップ(HV850→HV900) ■従来のテフ・ロックよりクラック密度が増し、PTFEの含浸量もアップ ■高荷重下で低摩擦を持続し、優れた耐摩耗性を発揮 ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問合せ下さい。

アモルファス構造を有し、通常の結晶構造のクロムめっきとは異なる特性を有します。 熱処理により、硬度が硬質クロムめっきの約２倍の最高HV1800にまで達します。 高温下での使用により硬度が軟化するという点はクロアモールも硬質クロムめっきと同じですが熱処理をして最高硬度まで達したクロアモールは600℃で使用して硬度が軟化したとしてもHV1000程度の硬度は維持することが出来ます。 また硬質クロムめっきは一度高温下で使用し硬度が軟化すると常温に戻しても完全には元の硬度には戻りません。それに対してクロアモールは常温に戻るたびに硬度も元に戻るため大変高温環境下での使用に適しています。 また表面に硬質クロムめっきのようなクラックがないため耐食性に優れ、塩酸に対する腐食スピードは硬質クロムめっきの1/3～1/6となっています。 ※無料サンプルも用意しております。 ※お気軽にお問合せ下さい。

ヒートシーラーへの樹脂付着やメンテナンスでお困りではありませんか？ 当社の「テフ・ロック」で見事に解消出来ます。 当社オリジナルの表面処理である「テフ・ロック」は、硬質クロムめっきの持つ高硬度・耐摩耗性と、四フッ化樹脂の持つ非粘着性・離型性を兼ね備えた、高機能複合表面処理です。 テフロンコーティングやテフロンテープの代わりにヒートシーラーに使用することで、メンテナンス性の向上や高寿命化が図れます。 材質もステンレス、銅合金、アルミなど実績は十分！ 耐熱温度は250℃の通常テフ・ロックと300℃以上の高温域でもご使用いただける「テフ・ロックα」がございます。 もしPET樹脂のシール等250℃を超える温度でのご使用の場合はぜひ「テフ・ロックα」をご検討ください。 ご希望のかたにはサンプルをプレゼント致しますのでお問合せお待ちしております！！