ロボットビジョン新基準
VT(ビジュアルティーチ)は現物の点群データをマスターとして教示を行い、視覚情報をマスター登録したワークに対してのアーム動作を教示すれば、ワークの位置/姿勢が変わっても、ロボットの基準姿勢(座標)を補正することで、ロボットの動きを追従させることを可能とする画期的なソフトウェアです。 従来のロボットティーチングはワークがズレないように何等かの位置決め設備を設置してティーチングペンダントでジョグ動作をさせながら、経路指示を教示する方式でした。VTは、あまくでもロボット側主導で動かすビジョンシステムを提供することを目指し開発しました。これにより、ロボットSIerはこれまで通りティーチングペンダントを使ったシステムインテグレートが可能となります。
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基本情報
(1)「VT-ビジュアルティーチング」 (a) 基本操作はすべてティーチングペンダントで行います。PCの操作は必要最小限。パス生成は従来通りのロボットのジョグ操作により実施します。 (b) プレイバック時に教示位置の微修正がティーチングペンダントによるジョグ運転で可能です。 (c) YCAM3Dは自発光光源の波長のみ通すバンドパスフィルタを搭載しているので、環境光の影響を受けにくく、工場内であれば、日光が射し込む現場でも安定動作が可能です。 (d) ロボットキャリブレーション後は、カメラの存在を意識することなく、ティーチングペンダントによる教示作業でシステム構築可能です。 これまでこのような発想に基づくロボットビジョンシステムはなく、特許出願を完了している。 (2) アーム搭載式3D視覚センサ「YCAM3D」 YCAM3Dは小型・軽量・高精度でありながら、低価格を実現したロボットアーム用3D視覚センサであり、独自の小型高出力プロジェクターの搭載と、ステレオ位相シフト方式の採用により、対象物の位置情報などを高精度で出力する。位相シフト方式の3D視覚センサでは世界最小・最軽量を達成。
価格情報
定価2,500,000円(税抜き)
価格帯
100万円 ~ 500万円
納期
~ 1ヶ月
用途/実績例
<実績> お客様:自動車部品メーカ(案件で2Dカメラでトライしたがワークの位置/姿勢ズレを精度よく検知できず断念した経験がある。) 用途:網パレット内に段済みされているアルミ鋳物(7種、最大:15kg)をロボットでデパレを行う。 ワークの状態:向きは同一方向だが位置決めされていない。ワーク表面の穴3箇所にロボットハンド先端のシャフトを差し込み、 クランプして次工程へ移送する。ワーク表面の穴のクリアランスは0.5mm程度 導入効果:導入工数、周辺設備費用の削減、順調に稼働中。 今後の発展性 ビジュアルティーチは用途に向けてカスタム開発することはなくロボットの用途(組立、溶接、バリ取り、塗装、デパレ/パレタイジング等)に活用できる。 現状では用途単体の機能であるが将来的に(CAD /CAM)→オフラインティーチング(最適なロボット軌跡を自動的に生成)→ロボット(ビジュアルティーチによる補正)と連携し、理想的なストップゼロの全自動化を実現する。
ラインアップ(1)
型番 | 概要 |
---|---|
YCAM3D/VT | 汎用3Dロボットビジョンシステム「VT-ビジュアルティーチング」 |
カタログ(2)
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【製品】 - ロボットビジョンシステム YCAM3D/VT(ビジュアルティーチング) - 3Dビジョンセンサー YCAM3D - ブリネル硬度読取装置 YCAM-BR - めまい検査システム yVOG-Glass 【技術】 - 画像処理 - 3D計測 - AI認識 - ロボットシステムインテグレーション