映像機器の伝送遅延を正確に計りたいというご要望はありませんか?遅延測定ユニットDPN2011Bならそんなご要望にお応えできます。
遅延測定ユニット(DPN2011B)は撮像カメラ・映像伝送系・表示モニタから構成されるシステムのトータルな映像遅延時間が測定できるオンリーワンの製品です。DPN2011Bから発生するトリガ信号で明滅するLEDランプのON⇔OFFをカメラ・映像伝送系経由でモニタ上に表示させ、モニタ上のLED明滅像のON⇔OFFをフォトダイオード(PD)で取得し電気信号に変換、トリガ信号との差分すなわちトータルな映像遅延時間をPC接続オシロスコープと専用ソフト「AccuLatencyII」で自動取得しシステム全体の遅延時間をPCへデータ記録が可能な構成になっています。 またDPN2011Bで離れた2点間の映像遅延測定が可能となるオプションとしてGPSモジュール(DPN2015B)とタイミングキーパ(DPN2016A)を用意しました。DPN2015Bは離れたそれぞれの場所でGPS衛星の1秒周期パルス信号を受信して遅延時間測定の基準にできます。なおGPSパルス信号は衛星の位置や屋内では受信が難しい場合もあり、DPN2015BがGPSパルス受信中にパルスを写し取れる機器がタイミングキーパDPN2016Aです。
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基本情報
■DPN2011B仕様 ・ハードウエア:本体、LED、PD、波形観測部(PicoScope 2000シリーズ) ・遅延時間測定範囲:1ミリ秒~13秒(分解能1ミリ秒) ・測定システム遅延時間:0.1ミリ秒以下 ・LED(光源)点滅周期:240ミリ秒~30.7秒 ・表示数値:消灯(0%)⇔点灯(100%)の際:9種、20%、50%、80%の値を過ぎるタイミングの各最小、平均、最大 ・付属ソフトウエア:Windows PC用AccuLatencyII(PCはお客様でご用意ください) ・消費電力: 4.5W(MAX)PCのUSBポート(1Aまでの駆動能力)から供給 ・寸法: 本体(突起部含まず)135mm(W)×35mm(H)×100mm(D)、波形観測部(突起部含まず)130mm(W)×19mm(H)×104mm(D) ・重量:< 0.2 kg:本体、< 0.2 kg:波形観測部(いずれもケーブル含まず) ・ケーブル長:本体-LED間2.5m、本体-PD間2.5m (オプションで本体-LED間の延長ケーブル(10m~100m:2本縦続接続まで可能)をご用意しています。
価格情報
■以下の価格帯は遅延測定ユニットDPN2011B本体の価格となります。 ■各種オプション類の価格は当社ホームページからお問合せください。 https://h-path.co.jp/contact/ ・LED アレイユニット(DPN2014A):カメラ近くにLED ランプが設置できずLEDランプ光量が足りない場合に使用 ・GPS モジュール(DPN2015A)、タイミングキーパ(DPN2016A):DPN2011B を使って離れた2 地点間で被測定系の映像伝送遅延を測定する場合に使用
価格帯
10万円 ~ 50万円
納期
~ 1ヶ月
※製品在庫状態によって納期が変わりますのでお気軽にお問合せください。在庫がある場合、1週間以内の納品も可能です。
用途/実績例
・Beyond 5Gなど次世代通信やインターネットによる映像伝送/配信での 遅延時間精密測定 ・リモート映像による重機・ロボット遠隔制御での遅延時間精密測定 ・ドローン等、移動体から伝送された映像の遅延時間精密測定 ・エンコーダ/デコーダハードウェア・圧縮用ソフトウエア開発用の映像伝送遅延評価
詳細情報
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■GPSモジュール(DPN2015B):DPN2011Bで離れた2点間で映像遅延を測定するためのユニットです。DPN2015BはGPS衛星の1秒周期パルス信号を受信して1、5、10、20秒周期のタイミングが正確に同期したパルス信号をどこでも発生できます。 DPN2015Bを2セット用意し、カメラが置かれた地点でDPN2015Bのパルス信号でLEDランプを明滅させ撮像、もう一方は映像伝送系を介してモニタ上でLEDランプ像が明滅している地点のDPN2011B本体に接続します。GPSパルス信号をDPN2011Bのトリガ信号用に用いることで離れた2地点間の映像遅延測定が可能になります。 ■タイミングキーパ(DPN2016A):DPN2015Bを用いる場合、測定中はGPS衛星からのパルス信号を受信している必要があります。一方、GPSパルス信号は衛星の位置や屋内では受信が難しい場合もあります。このためDPN2015BがGPSパルス信号を受信中にパルスを写し取れるユニットがタイミングキーパDPN2016Aです。 DPN2016AはOCXOを搭載しバッテリ給電で長時間正確なタイミング保持もできます。
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株式会社光パスコミュニケーションズは国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)発で産総研有志により設立された同所発ベンチャです。産総研の光ネットワーク超低エネルギー化技術拠点(VICTORIES)のプロジェクトによって開発された新しい光通信技術であるダイナミック光パスネットワーク(DOPN)をプラットフォームに、はなれた場所同士で非圧縮の光信号を双方向・ゼロ遅延かつ超低消費電力で伝送させる新たな光通信技術とその派生技術の事業化を進めています。 「テレセッション」はDOPNをプラットフォームに4K/8K超高精細映像・高品位音声を非圧縮・ゼロ遅延で双方向に光伝送、あたかも”つながる窓”のようにリアルタイムでシェアする技術で遠隔医療や遠方の音楽・演劇ホールの空間共有への適用をめざしています。またDOPN用のダークファイバ網は大容量イーサネットの伝送路としてお使いいただけます。当社は光ファイバ網プラットフォーム構築、テレセッション用非圧縮光伝送機器の製造販売、さらに映像伝送の遅延が正確に測定できる遅延測定ユニットの製造販売を事業の三本柱にしています。