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オペラやクラシック音楽のコンサートでは舞台上の配置や楽器の特性により、指揮者のタクトを直視できない演奏者が少なくありません。こうした環境でも全奏者が正確なテンポとアンサンブルを共有できるよう、当社では ゼロ遅延で指揮者映像を配信する「指揮者モニタ」システムを提供しています。 本システムでは、指揮者カメラからの映像を光トランスミッタで非圧縮の光信号に変換し、光ファイバ経由で光レシーバで受信することで、映像を遅延なく伝送します。 圧縮処理を一切行わないため、映像遅延は事実上ゼロ。演奏者はモニタ越しに リアルタイムで指揮者のタクトや表情を確認できます。 さらに、光ファイバの途中に配置した光分配器により、1系統の光信号を複数のモニタへ同時に分岐できます。これにより、ステージ上・オーケストラピット、バンダなど、必要な場所へすべてゼロ遅延で映像を配信できます。 仮設用の光ファイバには Neutrik 社製の専用光ケーブルもご用意できます。コネクタ部はチリや埃をシーリングで保護でき、着脱も容易なため、劇場内での迅速な設置・撤収が可能です。 耐久性にも優れ、ツアー公演や短期イベントにも安心してご利用いただけます。
遅延測定ユニット DPN2011B は、撮像カメラ・映像伝送系・表示モニタで構成されるシステムにおけるトータル映像遅延(Glass to Glass遅延)を高精度に測定する装置です。本ユニットはPC上の専用ソフト AccuLatency IIにより制御され、取得した測定データもPCに記録されます。 DPN2011Bはトリガ信号に同期して明滅するLEDランプを発光させ、そのON/OFFをカメラで撮像し、映像伝送系を経てモニタに表示します。モニタ上の明滅像はフォトダイオード(PD)で受光され電気信号に変換され、PCはオシロスコープ経由でトリガ信号とPD信号を取得し、AccuLatency II により両者の差分から遅延時間を自動算出・保存します。また、離れた2地点間の遅延測定を可能にするオプションとしてGPSモジュール DPN2015B とタイミングキーパ DPN2016A を用意しています。DPN2015B は各地点でGPS衛星のパルス信号を受信し基準としますが、受信が不安定な環境ではDPN2016A が受信中のパルスを保持し、安定した基準タイミングを維持します。
■4K映像を非圧縮・ゼロ遅延で双方向に光伝送させる遠隔共存「テレセッション」を行う際のエンジンとなるユニットです。 ■4KビデオカメラのHDMI出力信号を連続的な光信号に変換して光ファイバで非圧縮伝送、また相手方の4Kビデオカメラから光ファイバを経由して到達した同様な光信号をHDMI出力に変換し、4Kモニタに4K/60p超高精細映像(+音声)をゼロ遅延で出力するセットトップボックスです。 ■離れた2地点間を光ファイバで接続、各地点に4Kビデオカメラと4Kディスプレイ、さらにセットトップボックスを設置します。本ユニットは汎用機器向けの電気インターフェース信号であるHDMIを長距離伝送に適した1310 nm/1550 nm波長帯のシリアルな光信号に変換して送信、また対向から受信した光信号をHDMIに変換することが可能です。信号は光ファイバを石英ガラス中の光速で伝播し(1ミリ秒で約20 km)、かつ経路の異なるパケットでなく非圧縮で連続的に送受信されるため、ゼロ遅延・リアルタイムに4K映像を2つの地点でシェアできます。
■セットトップボックス(DPN9001A)の送信・受信機能を分けた1方向光伝送用の製品で、HDMI出力信号をシリアル光信号に変換して光ファイバで非圧縮伝送(DPN9042A・DPN9042B・DPN9043A)、また光信号をHDMI入力信号に戻すことが可能です(DPN9044A)。4Kカメラで映した4K/60p超高精細映像(音声)やフルHDカメラで映したフルHD/120p高フレームレート映像を、はなれた場所のモニタからヒトの感覚では遅延が感じられない「ゼロ遅延」で見ることができます。 ■ダークファイバを経由することで長距離の光伝送が可能で、大規模な劇場・スタジアムや公共施設、社会インフラなどを離れた場所から、リアルタイムでモニタリングすることが可能になります。 ■オプションの光分配器(DPN9045A、4分岐)/(DPN9049A、8分岐)と組み合わせることで、多地点で4K超高精細映像や120p高フレームレート映像をモニタリングできます。 ■さらに途中で光ファイバを光分配器で分岐したりあるいは遠方へ伝送する場合には、高光出力版の光送信機DPN9042B もご用意しています。
コンサートホールなどでは、映像は一瞬で届くため映像の遅れはほとんど感じませんが、音は空気をゆっくり伝わるため、観客にはわずかな音ズレが生じています。ふだんは数10ミリ秒程度なので気になりません。しかしカメラで撮影した映像と音声を配信する場合、映像と音声の処理時間や伝送経路の違いによって、配信先では音が先に聞こえたり、逆に映像が遅れたりすることがあります。さらに視聴者がモニタからどれだけ離れているかでも感じ方は変わります。このように音ズレには多くの要因が関わるため、感覚だけで調整するのは難しくなっています。そこで演者から視聴者までの遅延(P2A:Performer to Audience)を正確に測定し、自然なリップシンクを実現できるのが遅延測定ユニットDPN2021Aです。エンタメ配信や教育、遠隔会議など幅広い場面で活用でき、大規模配信の品質向上にも役立ちます。さらにDPN2021Aは従来機DPN2011Bのオプションをそのまま使え、GPSモジュールDPN2015BやタイミングキーパDPN2016Aと組み合わせれば遠隔地間の遅延測定も可能です。