Q&A: Q.3価クロムめっきと3価クロメートは違う処理ですか? A.違う処理となります。違いについて回答します。
3価クロムめっきは、3価クロム化合物を使用したクロムめっきです。 3価クロメートは化成処理です。 3価クロム化合物である塩化クロムや硫酸クロムを使用したクロムめっきも、3価クロム化合物を0価に還元して析出させためっきですので、 めっき皮膜はクロム金属であり、3価クロム化合物、6価クロム化合物ともに含有しません。( RoHS指令対応可能です) 3価クロムめっきはニッケルめっきの上にめっきすることが一般的であり、母材はめっきできる金属であれば選びません。 3価クロムクロメートは3価クロムを使った化成皮膜を科学的に生成する化成処理であります。 3価クロム化合物を使用した化成処理皮膜は、水酸化クロム、酸化クロム(3価クロム化合物)等による化成処理皮膜ですので、6価クロム化合物は含有しません。 ( RoHS指令対応可能です) 3価クロム化合物を含む皮膜を亜鉛やアルミの表面に生成させることで高い耐食性を得ることができます。 一般的に3価クロメートは、亜鉛めっき後に処理することが圧倒的に多く鉄の防錆処理として普及しております。 当社では、アルミに直接3価クロメートすることも可能です。
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基本情報
簡単にまとめますと、 ・3価クロムめっきは、クロム金属のめっき皮膜 ・3価クロメートは、3価クロム化合物を含む化成皮膜 全く違う処理になりますが、 どちらも、耐食性向上効果のある処理になります。 技術相談やサンプル作成のご依頼をお待ちしております。 お気軽にお問い合わせ下さい。 株式会社シルベック 担当:遠島(開発営業課) Tel:048-994-5931 mail:info@silvec.co.jp
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用途/実績例
自動車、バイク、通信機器、弱電、IT機器、建設、家電 どんな物にも使われてます。
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株式会社シルベック(本社工場:埼玉県八潮市)の強みとして、各種アルミニウム、アルミダイカスト、亜鉛ダイカスト部品へのめっき、表面処理についても多くのノウハウを有しており、全国のお客様へ納入させて頂いております。 また、微細部品への精密バレルめっきも得意としております。 当社海外法人としてタイ国(チョンブリ県)にめっき、アルマイト、化成処理の表面処理工場があります。多くのネットワークによる、材料手配から表面処理までのワンストップサービスも行なっております。 金属への表面処理のことでご相談いただければ、何かしらの提案が可能です。 お気軽にお問い合わせ下さい。