【表面処理解決事例】ポリエチレンラミネート加工紙の接着糊の付着防止に。独自の凸面フッ素コーティングで搬送設備を改善します。
■お悩み 牛乳パックなどの液体を包装する容器に使用される紙は、表面をポリエチレンなどの樹脂でラミネート加工しています。 ラミネート加工に使用する接着剤が、加工した紙からはみ出て搬送シュートなどに付着することで、 製品(加工紙)に異物として付着することで製品不良の原因になっていました。 ■背景 ご相談いただいたお客様では海外製の装置を使用されており、導入時より、搬送部には表面処理がされていました。 確認したところフッ素樹脂加工が施されていましたが、紙からはみ出た接着剤のカスがくっついて固着していき、 製品の滑り性を悪くしていたため、頻繁に清掃作業が必要でした。 ■採用されたコーティング 『スーパーTP半球グラフィック HL』 ■採用の効果 『スーパーTPコーティング』の接触面積低減効果とフッ素樹脂による滑りの良さで、接着カスの付着防止に成功。 表面が滑らかな凸面のため、ラミネート加工紙に傷をつけることなくスムーズな搬送を実現しました。 これまで、定期的に行っていた清掃の手間もなくなり、製品不良の軽減と生産効率アップの両方を実現しました。
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基本情報
スーパーTPコーティング ■特長 ●フッ素樹脂コーティングを超える非粘着性・離型性 ●溶融樹脂や粘着テープのような粘着物に対するくっつき防止 ●コーティング面を粗面化する特殊技術による滑り性・潤滑性 ●シリコンフリーに対応 ■スーパーTPコーティングのラインナップ ●スーパーTP 250UNDER ●スーパーTP 250UP ●スーパーTP 500UP ●スーパーTP 半球グラフィック HW ●スーパーTP 半球グラフィック HS ●スーパーTP 半球グラフィック HL
価格帯
納期
用途/実績例
■採用事例・用途例 ・樹脂フィルム製造ライン ・樹脂融着部品 ・ゴム製造ラインの加硫工程 ・粘着テープ搬送ロール ・ホットメルト溶着ライン ・粘着テープ製造部品 ・生ゴム搬送ライン ・シール張り付け機 ・ご飯の盛り付け機 ・食品搬送ライン ※詳しくはお問い合わせ、またはカタログをご覧ください。
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企業情報
製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。