身近によく聞く赤外線ですが、一体どのようなものなのでしょうか?ここでは赤外線ヒーターの観点で簡単にご説明します。
赤外線とは、英語で "Infrared" と言います。 これは、"下の~" を意味する接頭語の "Infra" と、"赤" を意味する "red" を組み合わせた言葉です。 実は赤外線とは、我々が普段目にしている "可視光" の内の、"赤色" の隣(外側)に位置した、電磁波の一種なのです。 上の図は、電磁波の種類を示しており、目盛りの数字は 電磁波の波長を示しています。 ご覧の通り、電磁波は波長により 携帯などの電波・紫外線・X線 等に分類されているのです。 この中で、10-3 ~ 10-6 (0.7um ~ 1,000um)の範囲が赤外線にあたります。 その隣に可視光である赤色があることがわかり、なぜ "赤外線" という名前になっているのかの由来もおわかりになると思います。
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基本情報
◆なぜ赤外線で暖かくなるのか? では、なぜ赤外線で暖かく感じるのでしょうか? 少し難しい話になりますが、放射されている電磁波の赤外線が物質に届いて吸収されることで、この部分の分子の振動が大きくなります。熱エネルギーである分子の運動(振動)が大きくなることで、熱エネルギーが増えて暖かくなる、というわけです。 太陽が暖かいのも、正にこの赤外線のおかげなのです。 後で説明しますが、赤外線の中でも、"中赤外線" と "遠赤外線" は特に人の身体(皮膚の分子)の振動周波数に合っているため、体表面の毛細血管を効率的に暖めることができ、暖房効果が大きいと言われています。 ◆どうやって赤外線は作られるのか? それでは、これまで説明した赤外線は、どうやって作られるのでしょうか? 実は、温度を持った物質は、温度に応じた量の赤外線を放射しているのです。我々、人間の身体からも放射されています。 赤外線ヒーターは、"発熱体" に電流を流し、数百度に発熱させることで、多くの赤外線を放射させています。赤外線ヒーターに用いられている "発熱体" は、効率良く赤外線を放射できるように、様々な種類があります。
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赤外線にも種類があります。 赤外線には、電磁波の波長によって 3種類に分けられます。 これらのメリット・デメリットを以下に示します。 (赤外線の分類は、国際的な基準・国内の業界などで少し異なっており、以下の分類は参考となります。) 1.近赤外線 波長がおおよそ 0.7~2.5um の範囲の赤外線で、赤外線の中でも最も可視光の赤色に近い特性を持っています。暖房効果は、赤外線の中では最も低いですが、立ち上がりが最も早いという特性を持っています。携帯の赤外線通信や、家電のリモコンなどによく採用されています。 2.中赤外線 波長がおおよそ 2.5~4um の範囲の赤外線で、近赤外線と遠赤外線の両方の特性を持っています。 3.遠赤外線 波長がおおよそ 4~1,000um の範囲の赤外線で、可視光線からは最も遠い特性を持ちます。暖房効果は赤外線の中で最も高く、暖房機やオーブントースターなどでも採用されています。
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