リアルタイムの動的粒子画像解析 ~動的画像法による粒子画像と粒子形状データで、より深い材料分析の世界へ~
Hydro Insight(ハイドロ・インサイト)は、粒子径分布測定装置マスターサイザー3000と一緒に使用するように設計されており、レーザ回折から得られる粒子径データを補完する粒子画像と粒子形状データを提供します。 ●Vision Analytical のダイナミックイメージングの知識とマルバーン・パナリティカルの分散・フロー知識を組み合わせた新測定ユニットです。 ●マスターサイザーの粒度分布測定と同時に、個々の粒子画像と30種類の粒子形状パラメータを取得することができます。 ●従来の粒度分布のみならず、粒子形状の詳細を取得することができ、粒子の新たな一面を見ることができます。 【HydroInsightの特長】 ●高速・高解像度の動的画像技術 127フレーム/秒のデジタルカメラ、解像度5メガピクセル(最大) ●個々の粒子および液体粒子分散体の撮像 ●サムネイル画像保存 ●定量的データの取得 粒子の幅や伸長度など、粒子の大きさや形状に関する定量的データの取得が可能 ●レーザ回折のワークフロー組み込み レーザ回折測定と同時に、短時間で多くの粒子の形状情報を得ることが可能
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基本情報
Hydro Insight(ハイドロ・インサイト)は、”ラボのもう一つの目”として、分散状態のサンプルに対する個々の粒子の詳細情報を提供します。 【Hydro Insightを導入することで得られるメリット】 ●材料に対するより深い理解 動的画像法により得られた形状データとレーザ回折の粒子径分布を組み合わせることで、材料の特性をより深く理解することができます。 ●測定手順開発の最適化 分散状態を目視で確認することでレーザ回折法における測定手順を開発することができ、他のプロジェクトに時間を割くことができます。 ●製品品質への自信 大きな粒子に対する高い分解能とレーザ回折の広いダイナミックレンジを組み合わせたデータを得ることで、材料の特性について、より自信を持つことができます。 ●予想外の結果を素早くトラブルシューティング 粒子画像データを使用することで、予想外の粒子径分布測定結果が得られた場合のトラブルシューティングを行うことができます。 ●分析法移管のスピードアップ 粒子の幅と伸長率データを使って、ふるいからレーザ回折への移行をスムーズにします。
価格帯
納期
用途/実績例
Hydro Insight(ハイドロ・インサイト)の測定事例 ●イブプロフェン イブプロフェンを分散処理を行わず、そのまま水に入れてレーザ回折散乱法で測定すると、最頻径100μmのピークが得られました。ハイドロインサイトで測定すると、分布は同じですが、粒子画像を見ると、凝集した粒子が見られました。 →そこで、イブプロフェンを超音波処理し、測定を行うと最頻径40μm付近の粒度分布が得られました。ハイドロインサイトでも、1次粒子と思われる画像に落ち着いていました。 →まとめ:レーザ回折散乱法の分布だけでは、凝集していることが分かりませんでした。 他の事例・測定結果画像付きの詳細はこちら: https://www.materials-talks.jp/hydroinsightapplications/
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企業情報
粒子計測装置とX線分析装置を提供する、Malvern Panalytical(マルバーン・パナリティカル)社の日本事業部です。東京と神戸を拠点に国内計6ヶ所の営業所、2ヶ所のアプリケーションラボラトリにて、粒子計測・X線分析装置の販売やサービス、サポート業務をはじめ、各種セミナーなどのイベントも行っています。 粒子計測や熱分析(カロリメトリ)などの製品を持つMalvern社と、X線回折や蛍光X線分析装置メーカーであるPanalytical社が2018年に統合し誕生いたしました。各分野のリーディングカンパニーである両社の統合により、R&D、プロセスコントロール、品質管理、材料特性分析に携わる幅広い業界のお客様へ、最先端のソリューションをご提供いたします。