完璧なリーマ加工のための平行フロート機構付きフローティングチャック
フローティングチャックとは? 旋盤でリーマを使う際には、チャックと下穴の軸の誤差を補正する必要があります。この誤差は、セルフセンタリング(自動芯出し)機構を持つフローティングチャックを使用することで補正することができます。フローティングチャックはリーマとワーク材の下穴との軸を完璧に合わせ、リーマ本来の精度での加工を可能にします。 フローティングチャックのメリット 優れたセルフセンタリング機構が穴にテーパーがかかる事や穴径が大きくなることを防ぎ、穴の表面精度も改善することができます。 フローティングチャックによる課題解決 リーマ加工が高速化することで、生産性が向上します。これは表面粗さと、穴の精度向上によるものです。また、加工中にリーマが均等に摩耗するため工具寿命が大幅に延び、長時間の加工でも制度を落とすことなく加工が可能になります。
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基本情報
フローティングチャックの技術的な仕組み 平行フロート機構は、リーマと工作物の下穴とのずれを補正します。フローティングチャックに組み込まれた特殊なボールベアリングとアクスルドライブシャフトの構造が、高トルクのリーマ加工中でも垂直、水平両方向のなめらかなフロートを可能にします。半自動旋盤、スイス型旋盤あるいは中ぐり盤のような工作機械では、リーマによる穴加工の完璧な表面精度の実現は非常に困難です。この難しさは半自動旋盤の場合、加工中の主軸の膨張によるもので、スイス旋盤の場合には一般的に摩耗に起因します。
価格帯
納期
用途/実績例
フローティングチャックはリーマ加工時の下記のような問題を解決します。 ・下穴とリーマ加工のずれ ・穴の寸法が大きくなる ・穴が円錐状になる(穴の入り口が広がる) ・穴が円錐状になる(穴の底が広がる)
詳細情報
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PHC25 ER32
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MPH20 ER11
ラインアップ(5)
型番 | 概要 |
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フローティングチャック PH/ER | ER11コレットに対応 |
フローティングチャック PHC/ER | ER20または32コレットに対応。クーラントスルー対応 |
CAPTO対応 フローティングチャック PHC-C/ER | CAPTO規格に対応したフローティングチャック。クーラントスルーでの使用も可能、ER20または32コレットに対応 |
フローティングチャックMPH/ERMX | ミニねじ対応のフローティングチャック。ER11に対応 |
フローティングチャック MPHC/ERMX | ミニねじ・クーラントスルー対応フローティングチャック。ER11と16コレットに対応 |
カタログ(1)
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レゴフィックス社はスイスのバーゼル準州で1950年に設立された、高精度なツーリングシステムの製造・販売を行うメーカーです。1972年にレゴフィックスによって開発されたERコレットは瞬く間に世界中に広まり、1993年にはDIN規格へ採用され工業規格となりました。 現在では世界全体で280名を超える従業員と共に、革新的なツーリングシステムをお客様へお届けする業界のリーディングカンパニーとして活発な活動を続けています。 レゴフィックスは世界50ヶ国に販売パートナーを擁し、アメリカ、中国、日本、ブラジル、インドに子会社を置いています。その製品は自動車、航空、金型、工作機械、医療、通信、時計業界で幅広く使用されています。 レゴフィックス製品は、販売代理店様を通しての販売となります。 お見積のお問い合わせは下記リンクの販売代理店様までお願い致します。 https://jp.rego-fix.com/ja/distribution/by-region 技術サポートについてはレゴフィックスジャパンにてご対応させていただきます。