フィルム成形用ロールを鏡面仕上げしたのに めっきの クラックが転写して困っていませんか? クラックフリーめっきで改善できます。
硬質クロムめっきはHV750~900と優れた硬度を持つめっきですが、その特徴として皮膜にクラック(微細なひび割れ)が存在するため、どれだけ表面を鏡面に仕上げてもクラックが製品へ転写してしまうという問題がありました。 当社では従来よりクロアモールというノンクラッククロムめっきの技術を有しています。硬度も200℃~600℃の熱処理を行う事で最高HV1800まで達し、ノンクラックのため耐食性にも優れた皮膜です。ただし膜厚が5μまでと薄膜での施工しかできないためこれまで鏡面ロールへの応用ができていませんでした。 しかし今回、特殊な2層構造を形成することでそれらの問題を解決する『超鏡面クラックフリーロール』を開発しました。 【特長と効果】 ■Ry0.05以下の超鏡面クラックフリーが実現出来ます。 ■クロアモールが最表層にあるため、硬度は硬質クロムめっきの約1.5倍のHV1200程度を有し、優れた耐摩耗性により傷が入りにくくなります。 ■クラックフリーにより耐食性に優れ、ロール表面への樹脂堆積も軽減。防汚性や非汚染性を高める効果も期待出来ます。 ※詳しくはお気軽にお問合せ下さい。
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基本情報
【このようなお悩みはございませんか?】 ■フィルム成形用ロール表面をRy0.05以下の超鏡面にしているが硬質クロムめっきのマイクロクラックが転写する問題があり、品質に困っている ■フィルム成形用ロール表面に些細な擦り傷がつくだけでも製品に転写するので傷がなるべくつかないようにしたい 光学用途のフィルム成形等で、めっきの劣化によるマイクロクラックの肥大やクラックの転写等にお困りでしたら、ぜひ超鏡面クラックフリーロールをご検討下さい。 現状は試作段階で大型サイズにはまだ対応しておらずΦ300x800(面長)程度が加工可能サイズとなっております。 ※詳しくは関連リンクをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 ★お知らせ★ 『クロムめっきとロールナビ』を開設しました。 https://otec-kk.info/
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詳細情報
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クラックフリー鏡面の断面構造
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キャス耐食性試験48時間後の鏡面ロールの腐食状況
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企業情報
我々はめっき技術とロール製作技術を両輪とした技術志向の企業です。各種機能めっきや高精度ロールの製作加工に多くのノウハウを有し、お客様のお役に立つことをモットーに日夜研鑽しております。 他社で断られた、あるいは他にやる会社がないといった難題に積極的にチャレンジしていきます。