ディップコーティングで良質な塗工膜を得るために必要な工程(フロー)をご紹介致します。
ディップコーティングは、基材を塗料に浸漬させて引き上げる手法で塗工膜を得るシンプルな塗装方法であるため、昇降機能をもったマシンと塗料・液槽があれば実現出来ると理解されがちですが、この考えは間違いではありませんが必要十分では御座いません。 ここでは、弊社の長年の経験から良質な塗工膜を得るための最低限必要な工程を意図とあわせてご紹介させていただきます。
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基本情報
「良質な塗工膜とは?」ここが大事になりますが、弊社では簡潔に下記の2点であると考えます。 ・綺麗であること:膜むら、たれ、欠損、溜まり、偏差が少ないこと ・耐久性が十分であること:基材と塗料が十分に密着していること 塗工膜の性能に関しては塗料に依存しますが、その塗料の性能を引き出すためにも必要な要素と言えます。 必要な工程と管理要素を解説致します。 1)基材の洗浄・改質:綺麗であること、密着を得るためには基材の洗浄が必要です。 2)浸漬:立体・複雑な形状、重い、大きい基材は塗料への追従と波立ち、エア噛みに注意が必要です。 3)引上げ:速度・振動・気流・温湿度・塗料管理 4)乾燥:熱風の対流・温度プロファイル 上記要素を含んだコーティング装置のフロー図を資料で纏めておりますので是非ご覧下さい。
価格情報
イメージとして ●小型実験機:70万円~ 実験機にオプションを加えますと200万程度まで ●スタンドアローンタイプ(ディップ+乾燥を自動処理):500万円~ ●中型生産設備:2,000万円~ ●大型生産設備:5,000万円~ ※詳細はお問合せ下さい。
納期
用途/実績例
●光学レンズ、ディスプレイ、太陽光パネル分野: 傷付き防止ハードコート、防汚・防曇コート、帯電防止膜、反射防止膜 ●生活資材分野: 防湿、耐水、耐候、撥水・親水化、抗菌、加飾、光触媒 ●自動車・エレクトロニクス分野: 遮熱・断熱、導電・誘電、ガスバリア
カタログ(18)
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ディップコーティングと前後工程の洗浄並びに乾燥装置の専門メーカーです。 当社は長年にわたって業界で活躍してきた「プロ集団」で、これまでの経験と実績(さまざまな基材・形状・コート剤を扱い)をベースとした、実験機・プロト機の製造やテストコートから得られる貴重なノウハウ(液管理・空調管理etc.)を活かした実験装置、生産装置の製造・販売を行っております。 お客様に最適なコーティングシステムの提案を目指し 「実験機・テストコート・プロト機・生産(量産)装置」を 「洗浄・ディップコート・乾燥」工程までワンストップでご提供致します。 簡易な無償テストも行っておりますので、コーティングをご検討のお客様、現在お困りのお客様、こんなコーティングが出来ないかとお考えのお客様、試しに塗布してみませんか? お気軽にお問い合わせください。