吉田SKTのフッ素樹脂コーティング『HBA-838』について解説
フッ素樹脂コーティングには、用途環境にあわせてさまざまな樹脂の種類があります。 吉田SKTでは、加工品番によって材料や加工を表記しております。 『HBA-838』はPFAコーティングの1種です。 フッ素樹脂コーティングの中でも、膜厚を厚く加工することでピンホールの ない塗膜に仕上がり、耐食性を要求される用途での使用が可能です。 【PFA(パーフルオロアルコキシアルカンポリマー)とは】 PFAはPTFEの改良樹脂で、PTFEと同じ連続使用温度260℃を有しています。 融点は310℃程度でPTFEよりも熱溶融粘度が低く、コーティングの際は PTFEでは得られなかったピンホールの少ない連続被膜を得ることができ 防食用コーティングとしては、最高の性能を持つフッ素樹脂加工です。 また、PFAは相手材によってはPTFEより非粘着性に優れるため、 非粘着・離型用コーティングとしても多く使用されています。 ※詳しくは資料をダウンロード頂くかお問い合わせください。
この製品へのお問い合わせ
関連動画
基本情報
・テフロン(TM)コーティング 、フッ素樹脂コーティングの機能と効果 ■非粘着性 付着性の強い粘着物に対しても離型がよく、付着しないか、または、付着しにくい性質のことです。 ■撥水・撥油性 表面に水や油がついても良く弾きます。よって汚れがつきにくく簡単に洗浄できます。 ■耐熱性・耐寒性 樹脂の中では耐熱性が高く、高温(260℃)に耐えます。また-260℃の低温にも耐えます。 ■低摩擦性 滑りやすく低い摩擦係数をもっています。また、潤滑性に非常に優れています。 ■耐薬品性 酸やアルカリ等の化学薬品に侵されたり、腐食することがほとんどありません。 被膜が薄いと被膜はおかされませんが、薬品・溶液が被膜を浸透して基材を腐食させますので、 被膜を厚くして基材の腐食を防ぎます。 ■電気特性 絶縁耐力(絶縁破壊の強さ)、体積抵抗率、表面抵抗率は大きく、電気絶縁性に優れます。
価格帯
納期
用途/実績例
お気軽にお問い合わせください。
カタログ(2)
カタログをまとめてダウンロードこの製品に関するニュース(112)
企業情報
製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。