家庭用のフライパンのフッ素樹脂加工やテフロンコーティングの再加工するときのメリット・デメリットについてプロが紹介
家庭用のフライパンを長く使用していると、フッ素樹脂加工が剥がれたり 摩耗したりして、こびりつきが発生することがあります。 フッ素樹脂加工は、古い被膜を剥がして再加工することが可能です。 しかし、家庭用のフライパンは再加工を前提として設計されていないため メリットとともにデメリットも生じます。 ■メリット ・気に入っている調理器具のコーティングが新しくなることで 新品と同様のこびりつきにくさやお手入れのしやすさが戻る。 ・新しい器具を買う必要が無く、古いフライパンの処分に困らない。 ■デメリット ・再加工には、高温(400℃以上)の熱処理が必要で、樹脂やプラスチック の取っ手などの取り外しが必要。(外せない場合は原則再加工できない) ・長く使用したフライパンは、金属部分が腐食していることがあり コーティングを再加工しても、新品の状態に戻らない。 ・特に金属の肉厚が薄い場合、再加工によりひずみが出て変形する。 ・外面に悪影響があり見た目が悪くなることがある。 このように再加工はメリットだけでなくデメリットも多くあるため 家庭用調理器具の場合は注意が必要です。
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基本情報
再加工は、初めての加工に比べて基材への負担が大きく 用途に応じてご相談が必要です。 【 加工工程概要】 ■基材受入れ ○ 基材の検査を行います ■空焼き ○ 基材を炉中で加熱し油脂や汚れやフッ素樹脂を熱分解させます ■下地処理 ?ブラスト ○ 加工面をブラスト。 錆や汚れ等を除去し適度に粗面化します ■プライマー塗装 ○ 基材とふっ素樹脂の密着をよくするプライマーを塗装します ■焼成 ○ プライマーの焼付を行います ■塗装 ?粉体塗装 ○ フッ素樹脂のパウダーを特殊の塗装機により塗装します ?エナメル塗装 ○ フッ素樹脂のエナメルを塗装機または手動により塗装します ■焼成 ○フッ素樹脂を加熱し溶融させ塗膜化 ■検査 ○ 加工完成後、打合せや、仕様通りの加工ができているか検査します 再加工のご相談はぜひ吉田SKTにお問い合わせください。
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用途/実績例
弊社では、工業用製品を中心にフッ素樹脂コーティングの再加工を承っております。 詳しくお問い合わせください。
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企業情報
製造装置や機械部品の性能を最大限に引き出すため、 吉田SKTは数百種類の表面処理技術から、お客様だけの「最適解」を導き出します。 ・粘着トラブルによる生産性低下 ・摩擦による製品品質の不安定化 ・腐食による設備の早期劣化 こうした製造現場の課題に、豊富な実績と確かな技術力で応えます。 1963年、フッ素樹脂加工を開始。 1968年には米国デュポン社(現ケマーズ社)とのライセンス契約を締結し、 自動車から医療、航空宇宙まで、2,000社を超えるお客様の製造革新をサポートしています。 さらに2024年にはPFASフリーコーティングを開発するなど、次世代製品の開発にも注力。 持続可能な製造業の発展に貢献します。 名古屋・東京・山口の3拠点体制で、量産から特注品まで柔軟に対応。 一貫した品質管理体制により、確かな品質をお届けします。 製造現場の課題解決は、表面処理のエキスパート、吉田SKTにお任せください。