技術情報誌The TRC Newsは、研究開発、生産トラブルの解決、品質管理等のお役に立つ分析技術の最新情報です。
【要旨】 シミュレーション技術の向上によって、物性値を推測する技術が発達している。一方で、推測した物性値が現物の挙動と異なる場合も多い。この原因のひとつとして、シミュレーションに用いるパラメータが使用する材料のものと相違していることが考えられる。本稿では、近年注目の新素材であるセルロースナノファイバー(CNF)を用いた複合材料について、CNFの配向および複合材料の線膨張係数を、実測値とシミュレーションによる推測値の比較検討を行った。さらに、シミュレーションに用いるパラメータの影響評価を行った結果について紹介する。 【目次】 1.はじめに 2.試料 3.実測およびシミュレーション解析方法 4.CNF配向の比較 5.線膨張係数(CTE)の比較 6.まとめ
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基本情報
技術情報誌The TRC News「線膨張係数の実測値とシミュレーション推測値の比較~ セルロースナノファイバーを用いた複合材料 ~」 【要旨】 シミュレーション技術の向上によって、物性値を推測する技術が発達している。一方で、推測した物性値が現物の挙動と異なる場合も多い。この原因のひとつとして、シミュレーションに用いるパラメータが使用する材料のものと相違していることが考えられる。本稿では、近年注目の新素材であるセルロースナノファイバー(CNF)を用いた複合材料について、CNFの配向および複合材料の線膨張係数を、実測値とシミュレーションによる推測値の比較検討を行った。さらに、シミュレーションに用いるパラメータの影響評価を行った結果について紹介する。 【目次】 試料 実測およびシミュレーション解析方法 CNF配向の比較 線膨張係数(CTE)の比較 【図表】 図1~図7 表1~表3 CNFのX線CT、3D SEM観察結果、配向シミュレーション結果 PP単体とCNF 20%/PPの線膨張率(ΔL/L0)温度曲線 CNF 20%/PPのCTEシミュレーション結果
価格情報
2,200円(税込)
価格帯
~ 1万円
納期
即日
※web申し込み、Paypal決済
用途/実績例
https://www.toray-research.co.jp/technical-info/trcnews/ をご覧下さい
企業情報
株式会社東レリサーチセンターでは、受託分析・受託調査を通じて、研究開発や生産分野における様々な課題に対して、分析技術や物性解析による技術支援を行っております。分析・物性評価の長年の実績と豊富な経験に基づき、高度で広範囲にわたるお客様のご要望にお応えできるよう努力を続けております。