廃棄バイオマスの有価物化に向けて、流動キャビテーションで微粒化処理を行う方法
コーヒー滓や、芋菓子・米菓子の規格外品等の廃棄バイオマスから、カ フェ酸や糖などの有用物質を抽出する研究が盛んである。バイオマス由来の有価物を効率的に得るためには、原料であるバイオマスの堅牢な構造を破壊する前処理が重要である。従来までの前処理技術は、100MPa以上の高圧分散機が必要なものが多く、コスト面での課題が指摘されていた。また、低圧処理できる技術であっても、初めからサブmmオーダーに粉砕する工程が必要であったり、バイオマス濃度が高いと装置が閉塞してしまったりと、低い処理効率が指摘されいた。本発明は、高濃度のバイオマスを連続的に前処理する方法に関するも のである。バイオマスを液体に混濁させた高濃度混濁液について、3MPa 程度の低圧で流動キャビテーションを発生させ、それによりバイオマスを粉 砕・解繊する。本発明の前処理法を用いると、バイオマスをサブµmオーダーまで微粒化できるため、効率的な有価物化が可能になると期待する。
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