哺乳動物の乳に含まれる成分が腎障害、サルコペニア、 貧血等の進行を抑制する
慢性腎臓病は、現在成人の約8人に1人が罹患しており、日本の新たな国民病と言われている。治療は症状の進行を遅らせる目的、とりわけ末期腎不全への進行や心血管疾患の発症を防ぐことです。CKDには骨障害、筋萎縮(サルコペニア)、貧血などといった合併症もあり、有効な治療薬は存在しない。本発明はラクトフェリン(Lf)というタンパク質の慢性腎臓病(CKD)の進行及び合併症に対する効果に関する。 Lfの投与はアデニン誘発性腎不全モデルマウス(文献1)のCKD発症前の予防効果、及び発症後の治療効果の両方があると見出した。具体的に、サルコペニア(筋束横断面の縮小の抑制、筋肉における尿毒素蓄積の減少)、貧血、腎萎縮、尿細管間質障害、腎機能低下、腎臓における炎症及び線維化の抑制効果が確認できた。
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