磁性体を含む構造物の欠陥・減肉を高精度に検知。非接触、着磁不要、常温作動、安価、コンパクト。
配管等の欠陥を検査するための非破壊検査において、従来法として広く知られる打音法は、ノイズに弱く空間分解能が低い(正確な位置が把握しづらい)、熟練作業者の不足という課題がある。同じく広く利用される漏洩磁束探傷法においては前述の欠点は解消されるものの、小さな欠陥を検知しにくいこと、検査対象物を着磁するためのコストや時間がかかること、着磁ユニットのサイズが大きく作業負荷がかかること、が欠点である。また着磁の難しい地下埋設配管等には不向きである。本発明の打磁試験法はTMRセンサを用いて構造物の微小振動から固有振動数を測定・解析して劣化を診断するもので、「至近距離では空間分解能およびノイズ耐性が高い」 「固有振動が生じていれば着磁不要で、地下埋設配管等に好適」「 0.3mmの検出分解能で減肉測定が可能」「センサコスト・計算コストが低い」「オペレーターの作業負荷や教育コストが小さい」といったメリットを有する。また常に微小振動を生じている設備においては、打撃を加えずとも本手法を実施できる可能性があり、センサと測定対象が数十cm離れても非接触の測定ができると推測される。
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