難焼結性材料である遷移金属ホウ化物の高温構造材への適用可能性を拓く
高効率なエネルギー源の需要の高まり、および航空宇宙分野の技術の発達に伴い、これらの分野で使用される材料には、過酷な環境下でも使用できることが要求される。航空宇宙分野で期待される材料の中でも、TiB2は高い融点および強度を有し、且つ高い導電性を有すること等の理由から、耐熱材料および耐摩耗材料として利用されている。しかしながら、TiB2は高温環境では材料が酸化され、機械的強度が劣化することが知られており、産業上の適用範囲が限定されている。本発明は、焼結工程に工夫を加えることで、遷移金属ホウ化物が本来もつ特性を損なうことなく、高温環境下で構造材としての利用可能性を実証している。難焼結性のためパウダーや薄膜での利用に限られている遷移金属ホウ化物の、構造部材としての利用可能性を拡大させる成果である。
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