耐食性・耐摩耗性に優れ、高硬度で靭性に優れる造形体が得られる
Co基合金は、耐食性・耐摩耗性に優れており、生体材料をはじめ、鋳造鋳型材料等に広く使用されている。しかし、鉄系材料より硬度が低い為、機械的強度が必要な工業製品として使用できない。Co基合金の強度を改善する為に、窒素や炭素を添加する方法が知られているが、工業製品として使用するには硬度が不十分であった。また、Co基合金粉末を原料とした積層造形法も知られており、耐食性・耐摩耗性が優れた、複雑な形状の部品を製造することが可能であるが、これも工業製品としては硬度が低いという課題があった。本発明によって、Co合金の耐食性と耐摩耗性とを維持したまま、硬度が極めて高く、鉄鋼材料並みの靭性が得られる電子ビーム積層造形用Co基合金粉末を提供することが可能になった。本発明のCo基合金粉末は、粒子径が1~200mmであることを特徴とする。本発明により、Co基合金の耐食性と耐摩耗性とを維持したまま、高硬度で靭性に優れる積層造形体の工業製品を製造することが可能になる。
この製品へのお問い合わせ
カタログ(1)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
技術移転による収益は、新たな研究資金として大学や研究者へ還元され、更なる研究成果を創出するために利用されます。この一連の循環“知的創造サイクル”を円滑に回すため、我々は技術移転を全力で進めて参ります。取り扱っているシーズは、特許、ノウハウ、データベース、プログラム等です。 下記の大学と技術移転基本契約等を締結し、連携体制を構築しております。(2024年4月1日現在) ・東北大学・弘前大学・岩手大学・秋田大学・福島大学・山形大学・東北学院大学・岩手医科大学・福島県立医科大学・会津大学・宮城大学・北海道大学