潰瘍性大腸炎で検出される抗血管内皮抗体(血清マーカー)
炎症性腸疾患(IBD)は、潰瘍性大腸炎など、炎症が大腸に起こる疾患の総称である。日本での患者数は、潰瘍性大腸炎で17万人と言われている。潰瘍性大腸炎は、比較的若年層に発症する腸管の慢性炎症であり、再燃と寛解を繰り返す難治性疾患である。 潰瘍性大腸炎の診断は、炎症所見や内視鏡検査等を経て行われれる。従来、潰瘍性大腸炎において、抗好中球細胞質抗体や抗平滑筋細胞抗体などの自己抗体の存在が報告されているが、各々の陽性率は50%以下と低い。 本発明では、潰瘍性大腸炎患者において、約70%近い陽性率を示す新たなマーカーとして、抗内皮細胞プロテインC受容体抗体(抗EPCR抗体)を見出した。本発明のマーカーは、潰瘍性大腸炎の新規診断マーカーとなりうる。
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