新規免疫チェックポイント分子LILRB4を応用した創薬及びLILRB4からなるがん患者の予測予後バイオマーカー
免疫抑制性受容体LILRB4(B4)は、PD-1に代表されがん治療等で注目される免疫チェックポイント(CP)分子の1つと期待されているが、その真のリガンドは不明であった。本発明は、B4の生理的リガンドフィブロネクチン(FN)の発見 1 と、B4-FN結合阻害により免疫制御が可能であることの発見に基づく、新規免疫CP阻害剤とそれを含む治療剤に関する。 B4-FN結合阻害による免疫制御や活性化の手段として: (1)FNアナログ(B4-FN結合を競合的に抑える) (2)抗B4抗体(B4に作用して、B4-FN結合を抑える) *注1 (3)抗FN抗体(FNに作用して、 B4-FN結合を抑える) が想定される。 *注1:(2)の抗B4抗体はX社へ独占ライセンスしたが、B4と作用する小分子、ペプチド、(1)と(3)は開発自由である。 それから、FN結合を阻害するB4のモノクローナル抗体を独自に作製し、B4をバイオマーカーとして肺がん患者の予後予測を検証できた(図C、特許 WO2023/002943)。
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