リン青銅・アルミ製銅に強度が加わった画期的な滑り軸受素材
銅ステンレス軸受材HLS20はステンレス系の軸受材ですが銅が含有したステンレスであることが特徴です。軸運動の際に表面に微量の銅が析出しオイルの役目を果たすため摩擦熱を抑えるオイルレス軸受材として画期的な材料となっています。しかもリン青銅より安価で性能UPするため、大変使いやすい材料です。軸受メーカーの協力で軸にSUJ2を、軸受にHLS20を使い17日間500万回往復摩耗テストをしたところ、最大温度差は+3℃でした。 MTA-HLS20の特徴 1. 銅を 20% 含有した銅ステンレス合金、鋳造性・切削加工性が非常に良い。 2. 高融点・高耐食・防汚性を備えており、高温、腐食、海洋環境に最適。 3. 高強度特性を持ち高荷重使用環境で優れた 耐摩耗性 及び精密度維持。 4. カーボンなど個体潤滑剤がなくても使用可能で。カーボン押入などの加工費用を大幅削減。 5. 青銅合金素材と同じ価格帯でありながら銅合金より耐摩耗・耐食性が優れる。 6. 機械部品摩擦/摩耗問題を解決して生産費用節減及び機械的性能向上。 7. 無給油で長期間使用しても摩擦熱が無く既存ブッシュのサイズからダウンサイジング可能
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基本情報
【製品名】MTA軸受材 【製品コード】 MTA-HLS20 【形 状】粉末 インゴット 【サイズ】Φ200~最大Φ2000mmまで実績あり
価格情報
リン青銅より安価です。 お問い合わせください
納期
用途/実績例
【実 績】 高炉用レードル 機械装置用軸受け 【適用先】 発電所、水道管、ゲート、産業設備、汽車、建設機器、自動車、ポンプ、バルブ、モーター、風力発電機、船舶、工作機器、ロボット、ローラー、運送機器,医療用
詳細情報
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【耐摩耗性検証テスト】 無給油で500万回往復しても「摩擦熱が発生しない」ことを確認 ※テスト条件 軸 材:SUJ2 軸受材:MTA-HLS20 方 法:17日間無停止・連続テスト500万回水平ピストン 結 果:軸&ハウジング温度差:最大大気温度+3℃ 摩耗測定:軸、ハウジング摩耗なし
この製品に関するニュース(2)
企業情報
MTA合金株式会社は世界で初めて鉄と銅の合金開発に成功した鋳造メーカーです。 身近な鉄と銅を混ぜたMTA合金はまさに人類史上最強の超合金です。 1・銅ステンレスS10【ステンレス+銅】 銅は最強の殺菌作用を持った金属です。銅ステンレスはステンレスに少しの銅が入った合金ですが銅100%と同等の超抗菌作用が働きます。 この特性を活かすことでコロナや食中毒など目に見えないウィルスや細菌から人間を守る製品がたくさん開発されようとしています。 2・軸受材HLS10 新しい軸受材のご紹介。リン青銅と同じように、オイルレスでも使用でき、さらに耐摩耗性が向上した銅ステンレス軸受を是非お試しください。 3・熱金型材MTAFeX2 熱伝導90Wを誇る鉄系銅合金MTA-Fex2はエジソンハードでHRC60、カニボロンめっきでHV800と表面硬度を上がります。 ・熱や電気を良く通す「銅」はこの先世界中で大変多くの需要が見込まれていることから今後ますます値上がりしていきます。 そこで安価な鉄を使って作られた「銅合金」を代替材としてお使い頂くことで限りある資源を大切に使うSDG’sに貢献できます。