FT-IR /ATR法により黒ゴムの種類の特定が可能です。
カーボンブラックを含んでいる黒ゴムは、赤外光を吸収するため FT-IR/透過法は行えません。ゲルマニウムプリズムのATR法を用いることで、FT-IRスペクトルが得られ、黒ゴムの種類の特定が可能です。
この製品へのお問い合わせ
基本情報
全反射法(ATR測定) 全反射法は、試料表面の化学組成を分析するFT-IR法の一種です。 1.全反射法(ATR測定)の原理 プリズムをサンプルに接触させて、赤外光を全反射させると、赤外光の 一部が試料側にわずかに侵入し、エバネッセント波と呼ばれる特殊な光 となります。このエバネッセント波は試料中の分子と相互作用し、特定 の波長の光が吸収されます。全反射された赤外光を検出することで、吸 収された波長情報から試料表面の化学組成の分析が可能です。 2.全反射法(ATR測定)の特徴 簡便な操作: 試料の前処理がほとんど不要です。 非破壊検査: 試料を傷つけることなく分析できます。 表面分析: 試料表面の情報のみを取得できるため、透過法が行えない黒 ゴムの化学組成の分析ができます。 高感度: 微量の物質でも検出できます。
価格帯
納期
用途/実績例
黒ゴムの分析
カタログ(2)
カタログをまとめてダウンロード企業情報
大同分析リサーチは、あらゆる材料分野で蓄積してきた信頼性の高い分析・解析技術と、広範囲な業界のお客様からいただいた課題をもとに、先進シンクタンクの構築を進めてまいりました。お客様の種々な課題に対し、最少費用と最短納期で問題解決を図ります。今後も最新鋭の設備と高度なマンパワーを駆使してお客様の研究開発を支援し、未来を豊かに彩る製品づくりのお手伝いをさせていただきたいと考えています。