高いエネルギー産出比、効率的にメタンガスを回収
近年、従来の化石燃料に代わるエネルギー資源として、メタンハイドレート(MH) が注目されている。MHからメタンガスを解離させ回収する方法には、MH層を加熱もしくは減圧する、加熱法と減圧法が提案されている。しかし、加熱法は回収したメタンガスによって生産されるエネルギーよりも、水を加熱するために消費するエネルギーが上回ってしまうという課題がある。一方、減圧法はメタンガスが解離する際の吸熱反応で、MH層が凍結してしまい、効率的にメタンガスを回収することができないという課題がある。 本発明では、複数井戸を掘削し、二酸化炭素を溶解するとともに加熱された海水を注入し、予熱された注入井を後に生産井として利用することによって予熱と回収を効率良く行い、メタンガスを回収するシステムを開発した。 また、メタンガスを電気エネルギーに変換し、その際放出される熱エネルギーをメタンガスの回収に利用することで、より効率的かつ環境に対してやさしいシステムとして運用が可能である。
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