銅線と被覆材が混入することなく分離可能
本技術が対象とするワイヤーハーネス(WH)は、主に自動車に使用されており、各部品間を接続する細線の束で構成され、電気的信号の伝達や電源供給を担うものである。将来の電気自動車の普及に伴って需要が高まると予想されており、使用済みWHを効果的にリサイクルする技術開発が強く求められている。国内資源の確保ならびに脱炭素社会の実現に向けて、金属リサイクルは勿論、被覆材であるプラスチックのリサイクル実現が鍵となる。使用済みWHの分離技術としては、ナゲット処理が一般的であるが、細かく粉砕された銅線等と被覆材が混入し、リサイクル材としての利用が難しいという課題があった。 本発明は塩ビ被覆材を有機溶媒で膨潤させたうえで、ボールミル装置内で適度な衝撃を与える事によって、樹脂被覆材や銅線の細粒化を抑えつつ、銅線と塩ビ被覆材を剥離、選別、回収を可能とする。
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