銅の熱伝導性と紙の通気性を掛け合わせて、高い放熱特性を実現。
TOMOEGAWAの銅繊維シートは、銅100%のシートです。 抄紙技術によりシート化することで、「銅の導電性・熱伝導性」 と 「紙の多孔質性・クッション性」の両方を兼ね備えたシートとなっています。 【特徴】 1.高い放熱特性 銅箔と比較して比表面積は約10倍であり、多孔質性による高い放熱特性を実現しました。 2.紙のようにフレキシブル フレキシブル性が高く、異種材接合部での線膨張係数の差による熱寸法変化を吸収します。 3.軽くて薄い 多孔質構造により、重さは同体積の銅箔の約1/3です。 また、100μm以下の薄さにも対応可能で、最終製品の軽量化、省スペース化に貢献します。 4.各種特性のカスタマイズが可能 繊維径、厚みコントロールにより、要求特性に合わせたカスタマイズが可能です。 【用途例】 ・その他各種放熱モジュールの部材 ・電極関連 など
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企業情報
1914年6月、当社は、電気通信分野に不可欠な「電気絶縁紙、電気通信用紙」の国産化にいち早く成功したことで、日本における産業用特殊紙のパイオニアとしての道を歩み出しました。 1960年代には、原料パルプからの一貫生産を武器に、数々の優れた製品を生み出し、「特殊紙の巴川」として、製紙業界に確固たる地位を築き上げました。 その後、「抄紙・塗工・粉体・粘接着」の技術に磨きを掛け、高機能性材料分野へと領域を広げてきました。 近年は、5Gや先進運転支援システム等の普及、DXの推進により、多くの電子部品で高電圧、大電流、高周波に対する制御が求められています。当社では、「熱・電気・電磁波」をコントロールする「iCas(アイキャス)」ブランド製品を拡充し、熱やノイズに対する様々なソリューションを提供しています。 また、「GREEN CHIP」ブランドとして、自然環境への配慮と製造・動作環境の制御に貢献する製品開発も進めています。 また、このような当社の実態を明らかにし、今後も持続的な企業成長を目指すべく、2024年1月1日、社名を「株式会社巴川製紙所」から「株式会社巴川コーポレーション」に変更いたしました。