検査内容に応じて照明の位置や角度を検討することにより、検査の安定度が向上します!
画像で検査を行う場合、カメラの受光センサーに入ってきた光によって画像を取得するため、その光の質によって見つけたい欠陥を検出できる・できないが大きく変わってきます。 1:反射光の影響 照明の角度によって著しく変化するものの一つに反射光があります。例えば下の例のように、同じものを撮影しても照明の角度によって見え方が全く変わってきます。 (図1 左:真上から照明を当てた場合、右:斜めから照明を当てた場合) 上のサンプルは基板表面に防湿コーティング剤が塗布されているため全体的に光沢があります。このようなものを撮影する場合、正面から光を当ててしまうと光源がそのまま反射してしまい、好ましい画像が撮れない場合があります。そのような場合には照明を斜めから当てます。 (図2 左:真上から照明を当てた場合、右:斜めから照明を当てた場合) 上の図の青矢印は光源の反射を示しています。真上から光を当てるとその反射光がそのままカメラに入ってきてしまいますが、斜めからの場合、反射光は逆側に抜けるため直接の反射光を避けることができます。
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2:凹凸の強調 凹凸のあるものも照明の角度によって見え方が大きく変化します。 (図3 左:真上から照明を当てた場合、右:斜めから照明を当てた場合) 上の例はテーブルタップのプラスチックの刻印です。プラスチックの異物(黒点など)の有無を検査したいのであれば(凹凸を消して)異物を発見しやすくするために真上から光を当てる方法を、また刻印の文字の正誤を検査したいのであれば(凹凸を強調して)文字を浮かび上がらせるために斜めから光を当てる方法を選ぶことになります。 このように検査内容に応じて照明の位置や角度を検討することにより、検査の安定度が向上します。照明は画像検査用の高価な物でなくても、例えば市販の読書用インバーター蛍光灯でも十分効果があります。ぜひお試しください。 ※詳しくは関連リンクをご覧ください。
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「大きな効果を得る」、その一方で「費用を抑える」。シンプルなのに果てしない努力が求められます。 だからこそ、技術やサービスという手段で「費用対効果」を追求し続ける価値があるとスカイロジックは考えています。 EasyInspector2/DeepSky:累計2,500の導入実績がある外観検査ソフトです。 効果:高精度かつ軽量のAI モデルを開発しました。1台のPCに5台のカメラを同時接続できます。 費用:設定習得のコストを低減するためノーコードはもちろん、検査モードを決めるだけで必要な処理が決定されます。低コストで増設や横展開が可能です。 EasyMonitoring2:カメラによりメーターを正確に読取・記録し、異常を通知するシステムです。時間とコストがかかる巡回監視を無くします。 効果:メーター読取だけでなく、AIで処理槽や油漏れなどの確認も自動化可能にしました。 費用:PC1台で100台までの安価なカメラに接続することができます。月額費用はかかりません。 これらの他にも「費用対効果」のための様々な製品を提供しています。是非、貴社の課題・テーマをお聞かせください。