スカイロジックでは食品の異物検知をするためのAIを既に開発しています
▼アニサキスを入手→撮影するまで 今回はお客様から何件かお問い合わせいただいた”アニサキス”をAIで見つける検証を弊社で行ってみました。そこで、まずは生きたアニサキスを入手するところから始まったのですが、思っていたよりも難しく… 市内のスーパーや魚屋さん何件も回ったり電話でお願いをさせていただきました。 年末のとっても忙しい時期に、いきなり知らない主婦から「AIでアニサキスを見つける実験をしたいので生きているアニサキスをくれませんか(ざっくりまとめると)」と変なお願いをされたにもかかわらず、ご協力してくださったスーパーがいくつかあり、ご協力いただいた鮮魚コーナーの方々にはとても感謝しています。ありがとうございました。 ゆっくりと動くコンベア上でAIアニサキスの検査を行い、検出したらブザーを鳴らしてコンベアを停止させる運用を想定して装置を組み立てました。 アニサキスは特定の波長の紫外線に反応して光るため、紫外域のLED光源や特定の波長を通すフィルターを使用します。 画像処理では光学的な操作によってアニサキスを見つけやすい画像を撮影することも重要です。
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基本情報
▼アニサキスをAIに覚えさせ検出させるまで 1)入手した数匹のアニサキスをサバの切り身の上に置いて、 アニサキスを置く場所と角度を変えながら撮影 2)100枚程度撮影をして、アニサキスを矩形で囲んだら(アノテーション作業)学習ボタンをポチ 3)完成した学習データを使い、実際にコンベア上にサバの切り身を流して アニサキスを検出するか実験 このように、決まった形や色、大きさではない異物混入に対して非常に有効であるため、食品関連の現場でとてもお役に立てるのではないでしょうか。 生きたアニサキスなので形を変えてカメラの下を通過しますが、アニサキス検出率はほぼ100%でした。今回サンプル品(アニサキス)が多くはなかったので、もっとサンプル数と学習データを増やせば更に精度はあがると思われます。 もちろん、検出したい異物は一種類だけでなく、一度に何種類も学習させ検出することが可能です。 「食品」という自分たちに身近だけど今までの画像処理では難しかった現場で、AIの力でお困りごとを解決できることができたら嬉しいです。 お気軽に是非お問い合わせくださいませ。
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詳細情報
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アニサキスが画像に映りやすいようライトとフィルターを使用
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数匹のアニサキスをサバの切り身の上におきます
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「大きな効果を得る」、その一方で「費用を抑える」。シンプルなのに果てしない努力が求められます。 だからこそ、技術やサービスという手段で「費用対効果」を追求し続ける価値があるとスカイロジックは考えています。 EasyInspector2/DeepSky:累計2,500の導入実績がある外観検査ソフトです。 効果:高精度かつ軽量のAI モデルを開発しました。1台のPCに5台のカメラを同時接続できます。 費用:設定習得のコストを低減するためノーコードはもちろん、検査モードを決めるだけで必要な処理が決定されます。低コストで増設や横展開が可能です。 EasyMonitoring2:カメラによりメーターを正確に読取・記録し、異常を通知するシステムです。時間とコストがかかる巡回監視を無くします。 効果:メーター読取だけでなく、AIで処理槽や油漏れなどの確認も自動化可能にしました。 費用:PC1台で100台までの安価なカメラに接続することができます。月額費用はかかりません。 これらの他にも「費用対効果」のための様々な製品を提供しています。是非、貴社の課題・テーマをお聞かせください。