抄紙技術でシート化することで、素材の特性とフレキシブル性・加工性・多孔質性といった紙の特性を融合
TOMOEGAWAでは、お客様からのご依頼を受けて様々な機能性材料のシート化の設計・開発を行っております。 お客様からの支給材料や指定材料による受託、または、協業により、様々な機能を持ったシートを作り上げます。 繊維径、厚み、空隙率のコントロールによる各種特性のカスタマイズも可能です。 まずはお客様のご要望をお聞かせください。
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基本情報
【抄紙技術によりシート化するうれしさ】 1.紙のようにフレキシブルで追従性が良好 異種材料との接合時に、熱膨張率(線膨張係数)や弾性発生する熱応力を、シートの追従性で吸収できます。 また、多孔質部分に接着材を入り込ませて強固に接着することも可能です。 2.加工性 ハサミやカッターで容易にカットでき、折り曲げや型付け等の形状加工も可能です。 最終製品の高機能化・軽量化・設計自由化に貢献します。 【TOMOEGAWAでできること】 1.木材パルプ以外の繊維をシート化 金属繊維、合成樹脂繊維、無機繊維など、さまざまな原料を抄紙技術によりシート化します。 黒色など、有色繊維の抄紙も得意としております。 2.粉体を高充填シート化 機能性粉体を繊維に抄き込むことで、粉体が持つ特性を、塗工方式と比較して高い水準で保持します。 また、TOMOEGAWAは、高い抄紙技術により、機能性粉体を繊維内に高密度で保持可能です。 3.複数の機能性繊維を一つのシートに 主体となる繊維とバインダー繊維を一緒に抄紙することで、繊維をシート化することが可能です。
価格帯
納期
用途/実績例
銅、ステンレス、フッ素、無機材料等のシート化実績あり。
カタログ(6)
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企業情報
1914年6月、当社は、電気通信分野に不可欠な「電気絶縁紙、電気通信用紙」の国産化にいち早く成功したことで、日本における産業用特殊紙のパイオニアとしての道を歩み出しました。 1960年代には、原料パルプからの一貫生産を武器に、数々の優れた製品を生み出し、「特殊紙の巴川」として、製紙業界に確固たる地位を築き上げました。 その後、「抄紙・塗工・粉体・粘接着」の技術に磨きを掛け、高機能性材料分野へと領域を広げてきました。 近年は、5Gや先進運転支援システム等の普及、DXの推進により、多くの電子部品で高電圧、大電流、高周波に対する制御が求められています。当社では、「熱・電気・電磁波」をコントロールする「iCas(アイキャス)」ブランド製品を拡充し、熱やノイズに対する様々なソリューションを提供しています。 また、「GREEN CHIP」ブランドとして、自然環境への配慮と製造・動作環境の制御に貢献する製品開発も進めています。 また、このような当社の実態を明らかにし、今後も持続的な企業成長を目指すべく、2024年1月1日、社名を「株式会社巴川製紙所」から「株式会社巴川コーポレーション」に変更いたしました。