【メソッド開発の事例紹介】誘導体化法を必要としないHPLC荷電化粒子検出器(CAD)による高精度な品質管理と不純物分析
HPLC-CADシステムは、誘導体化を行わずに、コリンおよびその対イオンとコリンの不純物を高精度に分析します。親水性相互作用クロマトグラフィー(HILIC)を用いたミックスモードでの分析条件は、荷電化粒子検出と質量分析計の両方に対応し、陰イオンと陽イオンを同時に分析することで、コリンの含有量と不純物の検出を迅速かつ確実に行います。 本アプリケーションノートでは、塩化コリン、重酒石酸コリン、クエン酸コリンなどのコリン誘導体の含有量とその不純物を、高精度に検出できました。従来のUV検出器では応答性が悪かった塩化コリンも、誘導体化法を使用せずに直接検出可能です。また、HILICを用いたミックスモードは、カウンターイオンの干渉を避けつつ、不純物を正確に同定します。 栄養補助食品などの品質管理において、安全性と有効性を確保するための強力なツールとなります。
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基本情報
荷電化粒子検出器 Thermo Scientific Vanquish CADの特長 ・RIの100倍、ELSDの10倍以上(ng)の高感度分析 ・分析種の化学構造に依存しない重量依存の応答性 ・UV検出器で検出できない化合物や、イオン化しにくく質量分析計で検出が難しいすべての不揮発性、半揮発性物質の検出に有用
価格帯
納期
用途/実績例
有用なアプリケーション例 ・糖分析:誘導体化せずに高感度に検出 ・天然物や食品成分など、標準試料の入手が困難な成分の半定量分析 ・原材料とカウンターイオンの同時分析 ・有機合成もしくは製造過程における不純物試験 ・界面活性剤、添加剤の一斉分析 詳細はPDFをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。
詳細情報
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1.噴霧:溶離液は噴霧されて液滴になり、ドライングチューブに入ります 2.蒸発/粒子化:液滴はドライングチューブ内で乾燥して粒子になります 3.荷電:荷電した窒素ガスは、直径に比例して粒子に電荷を移動します 4.検出:粒子に乗った電荷を放電し、電位計で測定されます
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企業情報
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドの日本法人である、サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社は、総合システム分析機器およびバイオ関連機器、研究用試薬などの販売会社です。日本国内では横浜、東京、大阪、福岡、名古屋に拠点を持ち、質量分析計をはじめとする各種分析機器、各種バイオ関連機器、計測器、医療機器、ラボ用ソフトウエア、研究用試薬を取り扱っています。